こんにちは!まきバッパです。
風邪の季節がやって来ました。昼間と夜との温度差が大きくなってきています。こんな季節に風邪をひいてしまうのです。
風邪はどうして引くのだろう。風邪をひくとはどのような症状を言うのかをレポートしました。
1.風邪はどんな病気なのか
1.気道:肺に出入りする空気の通り道。
2.上気道:鼻、口、声帯までの事を言う。
3.下気道:上気道の奥の気管支のこと。
*風邪は上気道の炎症性の病気のことなので「上気道炎」とも言います。
*下気道の炎症は「気管支炎」です。
*肺の炎症は「肺炎」です。
*単純な気管支炎までを「風邪」と呼ぶ場合が多いです。
風邪をひく時の過程
1.風邪ウイルスが鼻や口から侵入する。
2.侵入したウイルスが上気道の粘膜に吸着する。
3.感染すると、滲出性の炎症となって風邪の症状が現れます。
4.白色、透明な粘液が出る:ウイルス性の炎症
5.痰に色が付いている時>>細菌の2次感染>>抗菌薬治療をする。
2.風邪の原因のこと
風邪の原因の9割以上がウイルスによるものです。
*一部に溶連菌などの細菌などとマイコプラズマ、クラミジアがあります。
*風邪の誘因は寒さや乾燥などですが、寒い冬より秋や春といった1日の気温差が激しい時に風邪をひくことが多いです。
風邪の原因のウイルスのこと
1.ライノウイルス、コロナウイルス:季節に関係なく鼻風邪などを起こします。
2.エンテロウイルス、エコーウイルス、コサッキーウイルス:夏などに腹痛、下痢など、お腹の症状をともないやすい。
3.アデノウイルス、パラインフルエンザウイルス・・・春や秋の風邪に多い。
4.RSウイルス:冬に多くて、子供に重症の肺炎を起こす。
5.インフルエンザウイルス:インフルエンザ肺炎を起こす。
*風邪のウイルスは(風邪ウイルス)は100種類以上ありますが代表的なものは10種類です。
*風邪の誘因は乾燥、寒冷だけではありません。疲労や睡眠不足もそうです。
*最大の誘因、原因は周囲に風邪が流行っている事と言えます。
3.風邪の症状のこと
*ウイルスによって症状の出かたが違ってきます。
1.身体のだるさ、寒気、のどや鼻の乾燥が1~2日続きます。
2.その後、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、頭痛、発熱が現れます。
3.普通はそのまま治ります。しかし、ひき続いて咳、痰や白い粘液状の痰が出たりします。(咳や痰が出るのは炎症が下気道にまで広がったということです。)
4.発熱など症状がさらに進みます。(これらの症状は侵入したウイルスを熱で退治したり粘液に溶かして弱らせて痰として排出する正常な防御反応なのです。)
5.だから、むやみに解熱したり咳を止めたりはしない方が良いのです。
4.対症療法について
*ウイルスを退治するために体内で生産される物質「炎症性サイトカイン」は頭痛、だるさ、鼻水、のどの痛み、高熱、食欲不振などの副作用があります。
*小さい子供は腹痛、下痢、嘔吐などの全身症状が出ます。
それを改善するのに対症療法をします。
1.解熱薬
2.鎮痛剤
3.整腸剤
4.点滴
5.抗炎症薬
6.うがいぐすり
*解熱成分、鎮痛成分、抗炎症成分を1つにまとめた総合感冒薬があります。
*感冒薬にはいろんな種類があるので、自分の症状にあったものを薬局の薬剤師に相談してください。
*綜合感冒薬で治らない場合は早目に病院で医師の診断を受けるのが一番だと思います。
風邪の季節が来ますのでマスクなどをしてうつさない、うつらないを実践しましょう。本当に風邪をひくと大変ですので気を付けましょうね。
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