若い人たちの生活が「夜型化」していることで、睡眠障害が生じていることを、書いていきたいと思います。
子どもの生活の夜型化
10代から20代の若い年代では、夜ふかしをしがちなため、体内時計が後ろにずれて、生活が「夜型化」しやすくなる。
夜型生活の弊害・・・遅刻、集中力の低下、規律のない生活、学業への影響、日常生活への影響が大きくなってくる。
(遅刻や学業の遅れから不登校になる可能性がある。また夜型の生活では食生活も乱れやすく、肥満につながる)
子どもは大人より夜型化しやすい
質の良い睡眠につながる体内時計のリズムは、朝に日光を浴びてから14~16時間後に睡眠に導くホルモン「メラトニン」が分泌されることと、強く関連している。
子どもたちは、寝る直前までテレビやスマートフォンに熱中しがちである。
スマートフォンなどの液晶画面からでる光に含まれる「ブルーライト」により、メラトニンの分泌量が抑えられてしまう(子どもは大人より瞳孔が大きく、光をより多く目に中に取り込んでしまうため、影響は大人の2倍ほどあるといわれている)
ブルーライトは交感神経を興奮させる作用があり、体内時計のリズムを後ろにずらすことにつながる。
子どもの不眠解消法
*体内時計を整える生活習慣の改善に取り組む。
1 午前中の光をたっぷり浴びる・・・朝6時から8時までの間に日光をたっぷり浴びる(体内時計が整いやすくなる。そのとき散歩程度に体を動かす)
2 昼間は体を動かす・・・昼間、運動することで体内時計が整う(運動で体が疲れることで、よく眠れるようになる)
3 夜は明るい光を避ける・・・スマートフォンの液晶画面からでる「ブルーライト」を避けるために、就寝時間の2時間前からは、液晶画面をみないようにする。
まとめ
10代から20代の若者は、夜ふかしをしがちなため、体内時計が後ろにずれ、生活が「夜型化」しやすい。
夜型生活が続くと、遅刻、集中力の低下や不登校などを引き起こしやすくなる。
質の良い睡眠につながる体内時計のリズムは、朝の日光をあびてから14~16時間後の睡眠に導くホルモン「メラトニン」が分泌されることと強く関係している。
寝る直前までテレビやスマートフォンに熱中していると、スマートフォンなどから出る「ブルーライト」で「メラトニンの分泌量」を抑えてしまう。
子供の不眠解消法は体内時計を整える生活習慣の改善に取り組むこと。
午前中は光をたっぷり浴びる>>昼間は体を動かす>>夜は明るい光を避ける
体内時計を整える生活習慣を4週間ていど続けると、体内時計が整ってくる。
参考書籍 NHKきょうの健康 2021 3月号