こんにちは!まきバッパです。
春から初夏にかけて、爽やかに香り良く咲いてくれるお花と言えば「ラベンダー」です。
どうしたら、爽やかに美しく、咲かせることができるのでしょうか?
早速、書いていきたいと思います。
ラベンダー
ラベンダー:概要
シソ科 ラベンダー属
半木本性植物(はんもくほんせいしょくぶつ) 半耐寒性の小低木
原産地:地中海沿岸 インド カナリア諸島 北アフリカ 中東
開花期:4月から7月(四季咲きもあります)
花色:紫 白 ピンク
特徴:常緑性で香りが有る
*イングリッシュ・ラベンダー(コモン・ラベンダー):寒さに強くて、良い香りのラベンダーです。北海道の富良野のラベンダー畑が有名です。
高温多湿に弱く、暖地での夏越しは難しいラベンダーです。
*ラバンディン:コモン・ラベンダーとスパイク・ラベンダーの交配種です。
暑さに比較的強くて、花の香りも良いので暖地での栽培に適しています。
*フレンチ・ラベンダー:薄紫の苞はリボンのようになって可愛い、人気のラベンダーです。
*デンタータ・ラベンダー:暖地向き、四季咲きラベンダーで冬も開花します。
ラベンダーの育て方
ラベンダー:季節・日常の手入れ
刈り取り:二分咲きから満開時に、葉を4枚から8枚ぐらいつけて、花穂を切ります(収穫しない場合でも、株の消耗を抑えるために、早めに花穂を切ります)
剪定:収穫を兼ねて、または花後に、草丈の半分ぐらいの位置で、半球状に刈り取ります(この時に、葉のついている茎を残すようにすること)
枝すかし:大株になって、枝が混み合ってきた時に、中の方の混み合っている枝を、間引きます(この時に、地際近くに垂れている枝を、整理して風通しをよくしてあげます)
ラベンダー:日当たり
日当たりの良い、風通しの良き場所を好みます。
ラベンダー:置き場所・栽培環境
庭植えの場合は、西日の当たらないところを選び、水はけのよい環境をつくり、植え付けます(パーミュライトや日向土小粒を2割程度混合する)
また、酸性土壌を嫌うので、苦土石灰や籾殻で改良します。
ラベンダー:水やり
朝に、土が乾いていたら、たっぷりと水をあげます。夏は加湿に注意が必要ですが、開花中は水切れさせないように注意をします。
鉢植えの場合、長雨時には軒下などに置いてあまり雨にかからないようにします。
ラベンダー:肥料
元肥:植え付けの時に、緩効性化成肥料を施します。
追肥:庭植えの場合は春に、鉢植えの場合は春と秋の生育期に、緩効性化成肥料を追肥してあげます。
ラベンダー:用土
用土:腐葉土4+赤玉土(中粒)3+日向土(小粒)2+パーミュライト1の割合で、混ぜた土と、その中に少量の苦土石灰を入れたものを使います。
ラベンダー:植え付け・植え替え
*植え付け
庭植えの場合は、水はけをよくするために土をよく耕して高植えにします。
鉢植えの場合は、大きすぎる鉢では加湿になるので、5~6号鉢ぐらいの大きさに植え付けます。
高温多湿を嫌う、イングリッシュ・ラベンダーなどは、秋に植え付けをすると、春の開花時期までにしっかり根付いて、夏越えがしやすくなります。
*植え替え
時期は春と秋の成長期に行います。1~2年たって鉢の裏から根が出ている状態なら、植え替え時です。ラベンダーは繊細ですので根が傷つかないように丁寧に扱ってください。
植え替えの手順
鉢からラベンダーを抜く>>根についた土を落とす>>黒ずんでる根を切る>>新しい鉢に、鉢底ネット+鉢底石+3分の1まで土を入れる>>新しい鉢に、ラベンダーを入れる>>土を上までいれ、水をあげる
ラベンダー:増やし方
春に挿し木で増やせます。
挿し木の手順
枝先を10cmに切る>>30分ほど水に浸けておく>>赤玉土につけておいた枝先を挿す>>根が出てきたら小さなビニール鉢に植え替える>>苗が大きくなったら鉢や庭植えにする
ラベンダー:病害虫
病害虫の被害はあまりありませんが、春にハダニやアブラムシが発生することがあります。見つけ次第、殺虫剤などで駆除をしてください。
ラベンダー:まとめ
ラベンダーは春から夏にかけて爽やかに咲くハーブです。四季咲きのラベンダーや暑さにも対応が出来る種類もありますので、土地にあったラベンダーを植えることができます。
挿し木などで簡単に増やせますが、植え替えの時は、根を痛めないように気をつけなければいけません。
爽やかで匂いも良いラベンダーをお庭に植えてあげてください。素敵なお庭になると思います。