こんにちは!まきバッパです。
「エラチオール・ベゴニア」は、いろんな花色が楽しめるお花です。
どうしたら、上手く育てることができるのでしょうか?
美しく咲かせることができたらうれしいですよね!
早速、育て方を書いていこうと思います。
エラチオール・ベゴニア(リーガース・ベゴニア)
エラチオール・ベゴニア:概要
シュウカイドウ科 シュウカイドウ属(ベゴニア属)
多年草 草花
開花期:9月中旬~6月下旬(真夏以外)
耐暑性・耐寒性:弱い
特徴:開花期が長い 常緑性
花色:白 赤 ピンク オレンジ 黄色 褐色
*「エラチオール・ベゴニア」はベゴニア・ソコトラナと球根ベゴニアの交配で作り出された園芸グループです(リーガース・ベゴニアと呼ばれていましたが、今は他の品種のグループもたくさんできているので、総じて「エラチオール・ベゴニア」と呼ばれています)
*お正月などに出回るので、冬のお花だと思われていますが、寒さに弱いので、初心者の方は春に購入したほうが良いと思います。
ベゴニアの種類
球根ベゴニア 木立ベゴニア 根茎性ベゴニア ベゴニア・センパフローレンス シュウカイドウ
エラチオール・ベゴニア:育て方
エラチオール・ベゴニア:季節・日常の手入れ
花柄摘み
花が茶色くなり始めたら、すぐに摘みとります(そのままに放って置くと、灰色カビ病が発生することがあります)
エラチオール・ベゴニア:切り戻し
冬から育てている場合:3月頃には、花姿が崩れてきますので、3月中旬から4月中旬に、切り戻しをします。
エラチオール・ベゴニア:切り戻し:作業1
側枝、脇芽のある節を残して、開花した主茎を地際から3~4節の位置で切ります。数週間で側枝が伸びて、もう一度花を咲かせることができます。
エラチオール・ベゴニア:切り戻し:作業2
5月中旬から6月中旬には、開花が終わりますので、草丈の1/2~1/3の脇芽のある節で切り戻しをしてください。
エラチオール・ベゴニア:日当たり・置き場所
エラチオール・ベゴニアは寒さにも暑さにも弱く、生育適温は20℃前後で、冬には最低10℃が必要です。
冬:室内の日当たりの良い窓辺で育てて、夜は冷えますので、室内の中程に移動させます。
春~初夏:日差しが強くなってくるので、葉焼けなど起こさないように、レースのカーテン越しの日光が当たる場所に置きます。
夏:戸外に出します。北側の風通しの良い場所、明るい日陰で育てます(高温多湿により病気が発生しやすくなりますので、雨に当てないように軒下などで管理をしてください)
9月頃:9月には雨が多くなりますので、室内のレースカーテン越しの日光のあたる場所に移動させ育てます。
11月頃:開花が始まります。
エラチオール・ベゴニア:水やり
底面給水の鉢植えの場合:常に受け皿に水を溜めておきます。
普通の鉢植えの場合:鉢土の表面が乾いたら、天気の良い日の午前中に、たっぷりと水を与えます。
*葉に水がかからないようにしてください。
エラチオール・ベゴニア:肥料
エラチオール・ベゴニアを購入した場合は、1ヶ月ぐらいから液体肥料(規定の倍率に薄めたもの)を10日に1回程度与えます。
温度が低い場合、株に元気がない場合、肥料は与えません(6月中旬から9月中旬までは、暑さで株が弱っているので与えません)
植え替えの時:元肥として緩効性化成肥料を施します。
エラチオール・ベゴニア:用土
水はけの良い土を好みます。
*赤玉土5+腐葉土4+パーミュライト1の割合で配合した土か、市販の草花用培養土を使います。
エラチオール・ベゴニア:植え付け・植え替え
植え替えは5月中旬~6月中旬に行います。
*根鉢の周囲の土と根を軽く落とす>>新しい用土と一回り大きい鉢に、植え替える。
*初夏に植え替えができなかった鉢は、9月中旬~10月初旬に植え替えをします。
エラチオール・ベゴニア:増やし方
挿し芽で増やすことができます(切った枝で挿し芽ができます)
*茎の先端(天芽)とその葉を3~4枚残して、花と下葉をとって、水に30分ほどつけて置きます>>挿し芽用土か赤玉土に挿します>>約1ヶ月後ぐらいに鉢に植え替えします
エラチオール・ベゴニア:病害虫
エラチオール・ベゴニア:病気
斑点細菌病 うどんこ病 灰色かび病
夏、葉に斑点が現れる、斑点細菌病がしばしば現れます。この病気になると治りませんので、処分してください。
春と秋にはうどんこ病が、湿度の高い時期と低温期に、灰色かび病が発生することがあります。
*対策として、梅雨には株元が蒸れないように、切り戻しを行って、風通しをよくして、雨に当てないようにすることです。
エラチオール・ベゴニア:害虫
アブラムシ
春ごろから花や葉にアブラムシが発生することがあります。
エラチオール・ベゴニア:まとめ
「エラチオール・ベゴニア」はベゴニア・ソコトラナと球根ベゴニアの交配によって作られました。
秋から春まで長期間咲いて、長く楽しむことが出来る花です。
色も白から褐色まで多種に渡っていますので、好きな色を楽しむことができます。
切り戻しを適期にしてあげると長いあいだ楽しむことができ、挿し芽で増やすこともできます。
置き場所などはとても大切なことです。注意を守って良い環境に置いてください。
春の時期も楽しめる花なので、初心者の方は冬からではなく、春から「エラチオール・ベゴニア」に挑戦してみてください。