こんにちは!まきバッパです。
チューリップは可愛いお花ですがなかなか毎年花を咲かせるのは難しいような気がしますがどうでしょうか?
チューリップのことをよく知りたいので調べてみました。
チューリップはユリ科で原産地は地中海です。地中海沿岸から中央アジアにかけておよそ150種が分布する球根植物です。
秋植えが定番となっており育てやすくて色もたくさん揃っていますので人気がある植物です。
花色は「赤色、白色、黄色、紫」などあり、花の形もいろいろです。
最近では野生種である原種が人気でまきバッパも植えたことがあります。(とっても小さくて可憐で素朴な花でしたよ)
球根は葉が肥大したもので外側が茶色の薄皮で包まれています。それを「有皮鱗茎」と呼びます。(玉ねぎも有皮鱗茎です)
チューリップは地際より葉を出して茎は伸びません。筒状に重なった葉の中心部分から花茎を伸ばしてその先端に漏斗形や鐘形で上向きや横向きに付きます。
チューリップを植える前にしなければいけないことは球根選びです。次の年も咲かせたいならばおろそかにしてはいけません。
しっかりと良い球根を選んでください。
良い球根とは?
健康な球根を選びましょう。
健康な球根は「大きい、ツヤがある、ふっくらしている、手にとった時に重たい」などを念頭に選んでください。
球根の薄皮が剥がれていても問題はありませんが「キズ、破損」のないものならOKです。
球根の数は?
良い球根を選んでも全て絶対に咲いてくれるとは限らないです。それを踏まえて「咲かせたい数の1割増し」の球根を購入してください。
チューリップ
日常の手入れ
1.花殻摘み
花が終わった後は花の部分(子房)を切り取る。子房をそのままにしておくと種ができて余分な栄養を取られてしまいます。
葉と茎は球根に栄養を蓄えるために大切ですので自然に枯れるまで葉や茎を切り落とさないようにしてください。
2.花の後の処理
6月頃に葉が枯れますので球根を掘って取り出して表面の土を落として陰干しをします。その後球根が分かれているものを1つずつにして、目の粗いネットなどに入れて風通しの良い雨の当たらない日陰で貯蔵しておきます。
用土の選び方
庭植えの場合はよく耕して酸性土になっているときは草木灰を薄く撒いて土を中和させる。
コンテナの場合は赤玉土6:腐葉土3:軽石(小粒)1の割合にする。水はけのよい土になってよく育つ。
翌年も咲かせるには庭植えの方が良い結果が出ています。コンテナの場合は毎年土を新しくしてください。
植え付け
10月~11月が最適です。これより遅くなってしまうと十分に根が張らないで生育が悪くなってしまいます。
植え付ける前に球根用の消毒剤(オーソサイド、ベンレート)に15分ほどつけて消毒をしてください。
庭植えの場合は深さ、間隔共に球根2つ分にします。
コンテナ植えの場合は球根の頭が2cmほど出すようにして球根同士の間隔は球根1つ分にして植えます。間隔を狭くするのは花が咲いた時に間延びしないで華やかにするためです。
しかし浅植えの場合は球根が飛び出してしまうこともありますので注意して管理してください。
置き場所
チューリップは寒さに当てて育てないと開花することができません。
コンテナ植えのものも戸外で日当たりの良い場所に置いてください。庭植えは勿論、日当たりの良い場所に植えて置きます。
水やり
庭植えの場合は基本的に水やりは不要です。しかし乾燥しているときはたっぷりの水をあげてください。
コンテナ植えの時は土が乾いたらたっぷりと水をあげます。
肥料
肥料は元肥として草木灰や緩効性肥料を混ぜておきます。
開花後は液体肥料を10日に1度与えます。
病害虫
アブラムシ、灰色カビ病
灰色カビ病にかかった球根は素早く処理をして他の球根に感染しないようにします。
チューリップの歴史
日本に渡ってきたのは江戸時代の末期です。本格的に生産が始まったのは1919年(大正8年)新潟県とされています。
現在でも新潟県はチューリップの生産地で日本で第2位の生産量です。生産日本1位は富山県です。富山県と新潟県の県花はチューリップになっています。
チューリップの種類
チューリップの品種改良
違う種同士を掛け合わせる>>>育てて花を咲かせる>>>その中から良いものを選ぶ
種から花の咲くまでは5~6年の年月がかかります。さらに商品にするまでにはより時間がかかってしまいます。(すごい時間と根気で作られるのですね)
意図的ではなく「芽条変異(突然変異の1つ)」の利用で「パロット系」などが生み出された。
チューリップの系統
1.一重咲き 早咲系
小型で草丈は25cm内外で、開花期は3月下旬~4月上旬
2.八重 早咲系
草丈25cm内外で花は八重座咲き 開花期は3月下旬~4月上旬(色数多い)
3.メンデル系
草丈はチューリップの中で中ぐらい 開花期は4月上旬~中旬
4.トライアンフ系
花は大きく草丈は高くて切花向き。(色数多い)
5.ダーウィン・ハイブリッド
丈夫で球根もよく増える。花壇や切花向き。大型で花丈は70cmぐらいあり、広く栽培されている。
6.ダーウィン系
日本で1番栽培されている。花壇や切花向き。花丈は40~50cm。開花は4月下旬~5月上旬。
7.ユリ咲き系
花びらの先が尖って反り返っている。球根は太りにくい。
8.コテージ系
草丈は高い。ウイルスに弱い。
9.レンブラント系
絞り咲きで変わった色彩。突然変異でできたのが多い種類。
10.パロット系
一重咲きで花の縁に切込が大きく波打っている。ウイルスに弱い。
11.八重遅咲き系
豪華な大輪の花で「ボタン咲きのチューリップ」とも呼ばれている。
12.カウフマニアーナ
チューリップの原種で人の手が加えられていない野生種。花は3月上旬から咲く極早生。
13.フォステリアーナ
花は4月上旬から咲く早生。
14.グレイギー
花は4月中旬から咲く。
チューリップは栽培するのに適している種類とか切花で楽しむものなど種類がたくさんあります。形や色など自分にあったものを選ぶと育てるのが楽しくなります。
球根から花を咲かせるのは根気が要ることですが咲いたときのことを思って丁寧に管理しましょう。寒さに強いですので栽培しやすいと思います。
花色など豊富で咲くと豪華で華やかですので楽しく育てましょうね!
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