こんにちは!まきバッパです。
お正月前にサイネリアの青い花を買いました。まきバッパの家は息子が「レーゾーコ!」と言うほど寒い家なのです。木造の古い家なので換気が良いと言ったら聞こえはいいのですが室温は外と余り変わりません。
サイネリアは温室育ちなのでまきバッパの家は寒すぎて正月明けには弱ってしまいました。ちょっとかわいそうなことをしたと思っています。
一緒に買った「レンゲバラ、シクラメン、クリスマスローズ、バラ」などはお庭で元気でいます。
サイネリアが可愛そうなので育て方を調べてみました。寒さに強くする方法があるのでしょうか?あったらいいですよね。
サイネリア
サイネリアは「シネラリア」という名でも知られています。しかしこの名前は縁起が悪いということで日本では「サイネリア」と呼ばれる方が多いということです。
キク科
別名:フウキギク、フキザクラ
原産地:カナリア諸島
開花期:1月~4月
サイネリアは多くの園芸種があります。その姿や花の大きさなどでいくつもの系統に分けられています。
サイネリアの系統
1.グランディルロラ系
大輪で古くから鉢花として利用される系統です。
2.ポリアンサ系(ステラータ系とも呼ばれる)
草丈は70cmほど高くなります。近年は改良されて鉢花「桂華」として普及しています。
3.ムルティフロラ系
2~3cmの花をたくさん付ける系統です。
4.ダルマ系
グランディフロラ系とムルティフロラ系をかけ合わせてできた系統です。花径は5cm前後の中輪で草丈は低くて日本では古くから栽培されています。
サイネリアの育て方
草丈:20cm~70cm
花のサイズ:小輪種:2センチメートル 大輪種:8cm超
花色:黄色以外は全部の色が揃っている(黄色については薄い黄色の色はあります)
単色だけではなくジャノメ模様になるものなどもありますが一般的なものです。
開花期:1月~4月
種まき:9月~10月
肥料:1月~4月 9月~12月
日常の手入れ
花が次々と咲くので枯れた花をこまめに摘み取らないといけません。摘み取ることによって次のお花が開花しやすくなります。
花が咲き終わったら花茎を根元から切ってあげます。そして、肥料を与えて育てるともう一度花を咲かせてくれます。
日当たりと置き場所
日当たりの良い場所で育てます。
種から育てたものや苗を購入したものは11月いっぱいまでベランダなど戸外の日当たりの良い場所で管理します。寒さのはある程度強いので12月を過ぎても霜や寒風の当たらない場所、ベランダや軒下で栽培します。
夜間に冷える季節には夜間だけ室内に取り込んであげます。
冬は暖かいほうが良いというとそうではありません。暖かすぎると花径が間延びするのと花株のバランスが悪くなります。
5℃ぐらいの寒さで育てると寸のつまったバランスの良い花株になります。品種によっては0℃程度までは枯れないで育つものもあります。
しかし、寒冷地で育てる場合は12月以降は室内の日当たりの良い場所で栽培します。
開花株を購入した場合の注意
花が咲いている鉢を購入した場合はほとんどものは温室で栽培されたものです。寒さに弱く抵抗力がありません。外に置くと株が傷んでしまいますので室内の日当たりの良い場所で管理してください。
暖房の部屋では土が乾燥して花の寿命も短くなってしまうので置かないようにしてください。
水やり
水をよく吸います。水切れを起こしやすい植物です。特に開花中はよく水を吸いますので土の表面を触ってみて半乾きになっていたらたっぷりと水を与えます。
花に直接水がかかると花が傷んでしまいますので株元に静かに水を与えるようにします。
肥料
土に予めゆっくり効くタイプの肥料を少量混ぜておきます。追肥は10日に1回液体肥料を与えます。生育中に肥料を切らすと花付きが悪くなり花の大きさにも影響が出て小さくなってしまいます。
開花中に肥料が切れるとせっかくたくさんつけているつぼみも開かないで枯れてしまいますので注意してください。
しかし、チッソ過多になると葉ばかり大きくなって開花が遅れますので注意してください。
用土
有機質に富んだ水持ちの良い土を好みます。
赤玉土(小~中粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2
の割合で混ぜた土を使用します。
増やし方
種まきと挿し芽で増やせます。
種まき
1.種まきは9月に行います。
2.箱や鉢にバラ撒きして発芽するまで乾かさないように管理します。
3.芽が出て本葉が4枚以上になったらビニールポットに1株ずつ植えて大きくなったら鉢やプランターに植え付けます。
*種から植え付けると花が咲くのが遅くなりますが耐寒性のあるしっかりとした株に育てられます。
挿し芽
1.挿し芽の時期は5月頃です。
2.花径を切り落としたあと株元から出た芽を手でつまみとる。
3.湿らせた赤玉土を用意しておきとった芽を挿しておく。
4.根が出てくると鉢に植え替えます。
5.大きくなるにつれて一回りずつ大きな鉢に植え替えて育てます。その時肥料も忘れずに与えます。
*この挿し芽の方法だと「夏越え」させないといけなくなります。タネからの場合より管理が難しくなります。夏はできるだけ涼しい場所に置いて風通しの良い場所で管理します。
病害虫
病気:うどんこ病:茎にカビの胞子がついて小麦粉のように白くなる病気です。ひどい葉は取り除き殺菌剤を散布します
害虫:アブラムシ:春に薬剤を散布する。
まとめ
サイネリアは水切れ、肥料切れに注意する。冬に市販されている開花した鉢植えは温室育ちなので寒さに弱い
冬の寒さに強い株は「種まき」で育てると良いということがわかりました。種まきは9月ですからその時に種から育てたいと思っています。これで、寒いシーズンでも可愛いお花が見られるでしょうね。楽しみにしたいと思います。
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