熱中症で搬送された人は1週間で2846人、6人死亡
連日の真夏日ですが。熱中症で搬送された人は。6月27日~7月3日までの1週間に全国で2847人が熱中症で搬送され6人が死亡。
搬送者は昨年同期の5倍超え
搬送者数は昨年同期の5倍を超えた。これは総務省消防庁が5日に発表したことです。こんなに増えているのはどうしてなのでしょうか?昨年も暑かったはずなのに。訳が分かりませんね。
高齢者は熱中症になりやすい
高齢者は熱中症弱者とされていて、発症リスクが高いようです。室内での発症が多くて半数以上です。炎天下より室内のほうが多いようです。
突然にめまいや吐き気おそわれる。それは、軽度の熱中症で脱水状態になっています。
加齢などで暑さを感じにくくなっているので高齢者は熱中症になりやすい。それゆえ「熱中症弱者」とされているのです。
昨年の救急搬送は約5万6千人で、65歳以上が2万8千人。半数以上が高齢者ということになります。高齢者は熱中症になりやすいのですね。
熱中症になる過程
熱中症は高温多湿の状態で体温調整機能が正常に働かなくなり、熱が体内にこもってしまう症状を言います。
めまい、立ちくらみなどからはじまる。
重症になるとけいれんを起こして意識を失う。
高齢者の発生は室内が多い
高齢者が気を付ける注意点は。室内での発症が多いのですが、症状がゆっくりと進むので、気がついた時点で重症になっている場合が多い。
若年(7歳~18歳)は運動中が多い。
高齢者(65歳以上)は室内での発症例が多い。
エアコンまたは扇風機を使う
身体が冷えるのを嫌ってエアコンを使わない高齢者が多いのですが。エアコンが嫌いな人は扇風機を使ったほうが良いようです。身体にたまった熱を発散させないといけないですから。
脱水を見逃さない
脱水を見逃さないのが重症にならないポイントだそうです。
(1)手が冷たい。
(2)舌や脇の下が乾いている。
(3)腕の皮膚をつまんでみて、山の形が3秒以上戻らない。これは、脱水症状がはじまっているサインですので気をつけましょう。
脱水の予防
予防するには
(1)1日、8回を目安にタイミングを決めて水分補給をすること。
(2)筋肉が減ると体内の水分を保てなくなるので。適度の運動をする。
(3)たんぱく質を多く含む食事をする。運動も食事も大事なのですね。
熱中症の症状は3段階に分けられます
第1段階は
めまいや立ちくらみです。身体を冷やすなどして見守り、改善のない時は受診すること。
第2段階は
頭痛や嘔吐。こうなると、すぐに受診しないといけないです。
第3段階は
意識障害やけいれんが起きる。この状態になると入院が必要になります。
予防に気を付けて熱中症にならないようにしましょう。