こんにちは!まきバッパです。
冬に華やかに咲いてくれる、人気がある「シャコバサボテン」です。どうすれば上手く咲かせることができるのでしょうか?
毎年、咲くと嬉しいですよね!コツがあると思います。
早速、書いていこうと思います。
シャコバサボテン
シャコバサボテン:概要
サボテン科 スクルンベルゲラ属
森林性樹上着生生活をするサボテンの一種です。
別名:デンマークカクタス クリスマスカクタス
原産地:ブラジル(ブラジルのリオデジャネイロの低地から高地までに5種類分布するサボテンで樹上や岩に根を張ります)
シャコバサボテンの名前の由来:葉っぱが平べったくて、緑色で厚みがあります。大きめのギザギザがあって、節が何枚も連なって伸びていきます。その姿をシャコに見立てて「シャコのような葉っぱのサボテン」という意味から「シャコバサボテン」の名前になったということです。
シャコバサボテン:育て方
シャコバサボテン:季節・日常の手入れ
葉摘み(ピンチ・摘心)シャコバサボテンの株をバランスよく仕立てて、花を咲かせるのに重要な作業です。主に春と秋に行います。
1.シャコバサボテンの春の葉摘み
バランスの良い株に仕立てるために、新しい葉を増やして成長させるために、3月下旬から4月上旬に行います。
地際から3~5節残して上部を摘み取ります(冬を越した株は姿がバラバラになっていますのでバランスを見て丸くなるようにします)
摘み取った茎節は挿し芽にします。
2.シャコバサボテンの秋の葉摘み
秋の葉摘みは花を咲かせるために9月下旬から10月下旬に行います。
花は成長した茎にしかつかないので、小さな新芽や茎などは全部摘み取ります。そうすれば全部の節茎の先端に花の芽が付きやすくなって、開花時期が揃って咲きます。
シャコバサボテン:日当たりと置き場所
1.春から秋の置き場所
屋外の直射日光が当たらない風通しの良い場所に置きます。
風通しが悪いと生育不良になるので鉢の下にレンガを置いたり、木に吊るしたりして鉢下にの風が通るようにしてあげます。
2.冬の置き場所
凍らせると枯れてしまいますので11月中旬頃になると室内の日当たりの良い窓際に移動させてあげます。
シャコバサボテン:短日植物:花芽をつける時期について
短日植物:日中の日の長さが短くなると、花芽を付ける性質の植物のこと(シャコバサボテンは短日植物です)
短日植物は、日の長さが12時間を切って、気温が20度以下になり、それが1ヶ月続くと花芽が作られます(蛍光灯などの明かりでも日と間違って花目を付けなくなります。室内で管理する場合には、気をつけて暗くするなどしないと、花芽を付けないこともあります)
シャコバサボテン:水やり
通常は土の表面が乾いたらたっぷりとあげます。
夏の水やり:土の表面が乾いてから2日ぐらいおいてから水をあげます(夏は成長が止まるためあまり水を吸収しないので、やりすぎると根腐れの原因になります)
9月下旬頃に通常の水やりに戻します。
シャコバサボテン:葉摘み後の水やり
葉摘み後10日から2週間は、花のつかない新芽の発生を抑えるために、水を与えません。
花芽が米粒ほどの大きさになったら、反対に乾かさないように、土の表面が乾いたら与えるようにします(油断して乾くことがあったら、つぼみがポロポロと落ちてしまいますので、注意してください)
シャコバサボテン:冬の水やり
月2回程度の水やりにします(冬は休眠期に入っていますので、水分はあまり必要としません)
シャコバサボテン:肥料
5月から7月の成長期に肥料を与えます(緩効性固形肥料を月に1回と液体肥料を2週間に1回与えます)
7月以降は花芽の付かない新芽の成長を抑えるために、一切肥料は与えないようにします。
シャコバサボテン:植え替え
4月下旬頃、春の葉摘みと同時に行うのが一般的です。
手順
1.鉢から株を抜いて傷んだ根などを整理する
2.鉢底に軽石を敷く
3.土:シャコバサボテンの培養土を使用するか、赤玉土+腐葉土+軽石を、等量に混ぜたものを使用する。
4.深植えにならないように植え付ける。
シャコバサボテン:増やし方
挿し芽で増やすことが出来ます。
手順
1.シャコバサボテンの茎節を用意する(春の葉摘みで摘み取ったもの)
2.市販の種まき用土または赤玉土3+パーミキュライト1を混ぜた土を用意する。
3.直径9cmのビニールポットに5芽ぐらい挿し芽する(1芽=2節)
*1節から挿し芽できますが、2節にすると、成長が早いしボリュウムが出ますので、2節にして挿し芽するのが良いようです。
シャコバサボテン:害虫
ナメクジ、毛虫、ヨトウムシ(4月から10月にかけて発生します)
*ナメクジ、ヨトウムシは夜に新芽などを食べてしまいますので夜に見回って退治するか薬剤で退治します。毛虫は食害の近くに居る場合が多いので見つけて退治します。
シャコバサボテン:まとめ
シャコバサボテンは短日植物ですから、日の長さが12時間を切って、気温が20度以下になり、それが1ヶ月続くと花芽が作られます。
大事なことは、春と秋の葉摘みをすること、生育段階で水の与え方が違うので気をつけなければいけないということです。また肥料は生育期だけに与え、他の時期は与えません。
春の葉摘みで出た茎節を利用して挿し芽ができ簡単に増やせます。
シャコバサボテンは華やかで豪華な花ですので是非、挑戦してきれいに咲かせてください。
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