こんにちは!まきバッパです。
先日、京都劇場の「ノートルダムの鐘」の先行予約に参戦しました。東京の時よりは短時間で取ることができました。
まきバッパは何回でも観たいのでいつも一番手頃な席を取ります。(C席です!)
ノートルダムの鐘の「カジモド役」の3名の対談記事が「ラ・アルプ」にありましたのでこの役のことを書きたいと思います。
オーディションで選ばれたのは海宝直人、飯田達郎、田中彰孝の3名です。
「ノートルダムの鐘」開幕に向けて
演出の「スコット・シュワルツ」さんの話
このミュージカルが始まった2年前より西欧諸国では自分の考え方と違う人たちを排除する考えが増えている。(マイノリティを排除)
「ノートルダムの鐘」の中で言うとフロローと同じ考えの人間が増えている。この「ノートルダムの鐘」ではそのような様々の問題を投げかけていきます。そして様々な答えがあると思うので観た人それぞれが答えを考えて欲しい。
ノートルダムの鐘は現代にも通じるミュージカルになっている。
演出のポイント
俳優の演技と音楽に重点を置きながらその使い方を強く意識するステージングになっている。劇中に登場する「クワイヤ(聖歌隊)」は実在した(1482年)人たちでもあります。
繊細な人間ドラマと15世紀の世界観を大切にした作品です。
2016年12月9日(金曜日) 10日(土曜日):プレビュー
2016年12月10日(日曜日):四季劇場(秋)で初日
カジモド3人のアピールポイントについての話(開幕まえ)
#劇団四季 #ミュージカル #ノートルダムの鐘 に主演する3人に注目。原作者ビクトル・ユゴーの文学性を際立たせた重厚な作品 3 actors star as Hunchback of Notre Dame https://t.co/vSbXMzk58K @shiki_jp pic.twitter.com/jsUTA5EWLY
— The Japan News 日本語 (@JN_Japanese) 2017年1月21日
1.海宝直人
ピュアで真っ直ぐな心を持ったカジモドの繊細さと肉体の力強さ、その両方をしっかり見せて行きたい。
2.飯田達郎
稽古場で繰り返し稽古を見ていて毎回、涙が出るほど感動します。歌は高音まできっちりと出せるように日々稽古しています。(テレビで見たときは最高高音が出せなくて稽古している様子が放送されていて、海宝くんは最初からバッチリ高音が出ていると言っていました)
3.田中彰孝
初めて台本を読んだ時はコジモドのセリフが難しく試行錯誤を続けた。今は作品の深いメッセージをきちんを伝えられように演じていきたい。
開幕から2ヶ月以上経ってからのカジモド3人の対談で3人が語ったこと
1.2ヶ月経った今どんな気持ちでカジモドに向き合っているか?
海宝直人:この役に巡り会えて幸せであること。大変な役ですが毎回、新しい発見がある。
飯田達郎:多面的な役なので未だに模索している。メンタルの面で少し優しくなった。
田中彰孝:初めは精一杯だったのが少し力みが取れて少しずつ楽しめるようになった。身体もメンタルも大変。
2.海外すスタッフとの稽古は約8週間にわたったことについて?
海外スタッフから言われたことをやってその後3人でよく相談をした。
プロローグで舞台上で着替えるシーン:紐の結び方は飯田達郎さんが考えて早く結べるようになったようです。
3にんでいろんなことを考えて化学反応を起こす8週間だった。(3人からアイデアを出して言うこともできたようです)
3.「サンクチュアリ~聖域」の場面のアイデアが採用
サンクチュアリ~聖域で「醜い」と歌う場面は日本のオリジナル:手話の動きを取り入れた。
田中彰孝:フェーバスに魔除けを取り上げられフェーバスを殴ろうとするシーン;「カジモドがフェーバスに対する敵意を見せる」:採用された
4.カジモド役の大変さは?
いよいよ幕が上がる!劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』公開稽古レポート! https://t.co/GDWmglUEvp #ミュージカル #劇団四季 #ノートルダムの鐘 #海宝直人 #飯田達郎 #田中彰孝 #佐久間仁 #芝清道 #岡村美南 #阿部よしつぐ pic.twitter.com/cjwxqw0JV5
— エンタステージ (@enterstage_jp) 2016年11月24日
1.海宝直人
初めてチャレンジすることばかりで稽古中に声が出なくなってしまったことがありました。特殊な声を出すので喉に負担だったのです。しかし良い経験だった今は思っています。声を出し、歌うことの自信にもなりました。
2.飯田達郎
細かく段階分けしてr演じています。それはガーゴイルと喋る時よりもフロローやエスメラルダといるときの方が身体や顔の歪みが大きくなり声も詰まるだろうと思うのです。しかし小さな声ではお客様に伝わらないのでそのサジ加減が重要です。俳優としては面白い役だと思いますが毎回終わると首が痛かったりして大変です。
3.田中彰孝
やはり終演後は体が痛んでいます。腰、お尻もガチガチになっています。
冒頭に観客の前でカジモド役に入っていくのは?
冒頭に舞台に登場してお客さんの目の前でカジモド役に変身していきます。このことはこの作品では重要な場面です。
演出のスコット・シュワルツさんが「ペイントするときにそこの痛みを感じながら自分の恥ずかしい部分をさらけ出して欲しい」と言われた。このことは今でも考えていることなのですがとっても作業が多いし歌わなくてはならないし何か一つ遅れると作業が間に合わないので日々戦っています。(三人の話)
3 actors star as Hunchback of #NotreDame - The Japan News https://t.co/Eum4x0E9Sp#Shiki #劇団四季 #ノートルダムの鐘 #海宝直人 #飯田達郎 #田中彰孝 pic.twitter.com/PykqLgItuY
— The Japan News (@The_Japan_News) 2017年1月21日
フィナーレの演出は?
何回観ても鳥肌が立つすごい演出です。(飯田)
特殊な効果は何も使っていないでセット自体も変わらないのです。それは「1482年にできることで」というこだわりがあるのです。(田中)
ペンチや柵、柱とかでおきゃくさまの想像力で物語を進めていく。(飯田、田中)
カジモドが回廊をぬっていくとこらは舞台装置がなくても彼が聖人像の隙間を走って行くのがわかるようになっています。高いところの場面では落ちないように演技するし背景も空になって風の音も流れてそこでお客様の想像力なしではただの平舞台になってしまうのです。(飯田)
お客様も会衆でこの作品を一緒に作り上げて行く存在です。「人間と怪物、どこの違いがあるのだろう」と歌うところは「人間はどんな生き物でどうあるべきか」「どこに向かっていくのか」そう問い掛けますが明確な答えはありません。舞台と客席との境はなくみんなで考えようというメッセージは力強く感動を与えます。(海宝)
まとめ
カジモドの三人だけではなくカンパニー全員がこの作品が大好きなのです。(飯田)
「ヴィクトル・ユゴーの素晴らしい本を届ける」という大きな目的に向かって一つになっている。(田中)
脚本、音楽、演出が良い。やればやるほど実感しています。この作品が今後長く愛され一人でも多くの人にメッセージが届くようにと思っています。(海宝)
7月からは京都公演もはじまり来年はKAAT(神奈川芸術劇場)に帰ります。(飯田)
先は長いから身体に気をつけて頑張ろう(海宝、飯田、田中)
飯田達郎
1987年生まれ(29歳)福井県出身
中学生の時に兄(飯田洋輔)とアカペラグループを作り「ハモネプ」に出場してボイスパーカッションを担当した。
2008年2月に劇団四季のオーディションに合格した。
主な出演作品
オペラ座の怪人:ラウル役
サウンド・オブ・ミュージック:ロルフ役
キャッツ:スキンブル・シャンクス ラム・タム・タガー
リトル・マーメイド:エリック役
田中彰孝
1982年生まれ(34歳)福岡県出身
2003年4月 劇団四季研究所に入所(同年のライオンキングのアンサンブルで初舞台)
2005年 ライオンキング シンバ役
2013年 研究所同期の松尾千歳と結婚
「ライオンキング」の「シンバ役」を1500回以上演じている。
主な出演作品
ライオンキング:シンバ役
ジーザス:ペテロ役 ユダ役
マンマ・ミーア:スカイ役
ウエストサイド物語:トニー役
海宝直人
1988年生まれ(28歳)千葉県出身
オフィスストンプ所属
七歳の時に劇団四季「美女と野獣」のチップ役で出演し、その時のビースト役は石丸幹二でそのほかのチップ役ではウエンツ瑛士も出演していた。
その後、劇団四季「ライオンキング」で初代「ヤングシンバ役」で舞台に立つ。姉の海宝あかねは「ヤングナラ役」で姉弟出演していた。
弟の海宝 潤は「サウンド・オブ・ミュージック」の子役に出演した。
主な出演作品
レ・ミゼラブル:マリウス役
アラジン:アラジン役
ノートルダムの鐘:カジモド役
その他多数の作品の出演があります。
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