こんにちは!まきバッパです。
秋に咲く色が楽しい「ポットマム」ですが、どうしたら上手く育てることが出来るのでしょうか?
早速、書いていきたいと思います。
ポットマム(洋菊・スプレー菊)
ポットマム:概要
キク科 デンドランセマ属 草花 多年草
原産:中国
耐寒性:強い 耐暑性:普通
開花期:9月~11月
花色:白 赤 ピンク オレンジ 黄 緑 茶 褐色
*初心者でも育てやすい
*ポットマムとは鉢植え(ポット)の菊のことです。
*ポットマムは1950年代にアメリカで矮性園芸品種として育成された、鉢植えの菊のことです。鉢植え用に改良されて、日本に入ってきたために「洋菊」と呼ばれるようなこともあります。
菊は開花期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊などに分類されます。ポットマムは秋菊です。
菊は短日植物(日が短くなると、花芽を付ける)ですので、人工的に、日の長さを調節して、通年開花株が生産されています。
菊の種類
大菊 古典菊 小菊 ポットマム 野生菊
ポットマム(洋菊・スプレー菊)の育て方
ポットマム:季節・日常の手入れ
摘心・切り戻し
適期は4月から6月です摘心や切り戻しをすることで、分岐がされ、そのことで草丈を低くすることができます。
ポットマム:日当たり・環境
日当たりの良い環境で育てます。
鉢植えの場合は、泥跳ねがないように、鉢の下に敷物をするか、一段と高くなったところに置いて管理します。開花期には雨の当たらない場所に移動させると、花の傷みが少なくなり長期に楽しめます。
庭植えの場合は、一段と高くなった花壇や傾斜地など水はけの良い場所を選んで、泥はね防止に藁などを敷きます。
花後は、地上部を切り取っておくと、晩秋から株元に、冬至芽という太い芽が出きます(冬至芽は寒さに当たることで、春から成長を開始します)
ポットマム:水やり
用土の土が乾いたらたっぷりと水を与えます(特に、開花後は水切れしないように、気をつけて、小まめに水を与えましょう。水切れは花の散る原因になります。)
ポットマム:肥料
元肥
緩効性化成肥料を使用します。植え付けの時に用土によく施しておきます。
追肥
鉢植えの場合は液体肥料を3月~10月の間に、10日に一回の割合で与えます。
地植えの場合は緩効性化成肥料を3月~11月の間に、2ヶ月に一回の割合で、株元に置肥をします。
ポットマム:用土
水はけが良くて有機質に富んだ酸性土壌を好みます。
赤玉土中玉5+腐葉土3+酸度調整済のピートモス2で配合した土に元肥として緩効性化成肥料を施しておきます。
ポットマム:植え付け・植え替え
植え付け、植え替えは3月~5月に行います。
古い用土を落として、枯れた部分を切り落としてから、新しい用土に植え替えます。植え替えと同時に株分けも行うことができます。
ポットマム:増やし方
5月~6月に挿し芽で増やすことができます。
挿し芽:手順
太い元気な新芽を5cmほどに切り、30分から1時間ほど水に付けておきます>>清潔な挿し芽用の土に挿し、日陰で管理します>>2~3週間で移植が可能な苗になります>>鉢や庭に移植します
ポットマム:病害虫
病気
枯葉病 サビ病
枯葉病はセンチュウによって葉が枯れてしまう病気です。見つけ次第、病気の葉を取り除きます。
サビ病も、葉に斑点ができて、葉が枯れてしまう病気です。新芽の伸びる春から初夏にかけて殺菌剤を散布して予防することができます。
害虫
アブラムシ ヨトウムシ キクスイカミキリ
アブラムシとヨトウムシは通年、キクスイカミキリは5月に発生します。
キクスイカミキリは菊の先端がしおれたら、この虫の可能性が濃厚です。しおれた部分に、卵か幼虫がいるので、茎を長い目に切って処分してください。
ポットマム:まとめ
ポットマムは1950年代にアメリカで改良された矮性園芸品種の鉢植えのことです。ポットマムは秋菊ですが、菊の特徴である短日植物を利用して、通年流通しています。
育て方は初心者でも簡単ですが、病害虫が発生することもありますので、注意が必要です。
花色や咲き方などいろいろあって楽しい花ですので、是非育ててみてください。秋に可愛く咲いてくれます。