こんにちは!まきバッパです。
「レ・ミゼラブル」名古屋公演を観劇に行ってきました。出演者の皆さんの迫力に圧倒されながらの観劇となりました。
早速、感想を書いていきたいと思います。
レ・ミゼラブル 2019年6月21日 名古屋公演(御園座)
キャスト
ジャン・バルジャン:吉原光夫
ジャベール:上原理生
ファンテーヌ:知念里奈
エポニーヌ:屋比奈久知
マリウス:海宝直人
コゼット:生田絵梨花
テナルディエ:KENTARO
マダム・テナルディエ:鈴木ほのか
アンジョルラス:上山竜治
司教:増原英也
工場長:石飛幸治
バマタボア:宇部洋之
グランテール:丹宗立峰
フイイ:杉浦奎介
コンブフェール:鎌田誠樹
クールフェラック:持木悠
ジョリ:篠田裕介
プルベール:横田剛基
レーグル:染谷洸太
バベ:町田慎之介
ブリジョン:松村曜生
モンパルナス:田川景一
ファクトリーガール:森加織
買入屋:般若愛実
かつら屋:三上莉衣菜
マダム:柳本奈都子
宿屋の女房(女7):伊藤美咲
カフェオーナーの妻(女9):篠崎未伶雅
病気の娼婦(女5):石丸椎菜
鳩(女8):木南清香
あばずれ(女6):華花
若い娼婦(女10):小倉優佳
ガブローシュ:坂野佑斗
リトル・コゼット:尾上凜
リトル・エポニーヌ:岩瀬花音
指揮:若林裕治
感想
ジャン・バルジャン:吉原光夫
吉原バルジャンは本当に力強い不屈の精神の持ち主です。司教さまに助けられての反省のする自分自身への憤りがすごくて怖いぐらいです。
反対に市長になってからは正義を貫いて弱いものを助ける優しい人になっています。
リトルコゼットと迎えに行ったときの森でのデュエットは、コゼットとバルジャンの優しいハーモニーが心地よく心に響きました。
欲深いテナルディエ夫妻からコゼットを助け出してファンテーヌとの約束を果たし、最後にはコゼットのために、恋人のマリウスを助け、コゼットのもとへと連れてきます。
下水道のシーンは最後の力を振り絞って、どうしても助けなければというバルジャンの気持ちが伝わってきました。
ジャベールとの対決のシーンは、すごい迫力で二人の力比べがこわいぐらいに伝わってきました。めちゃくちゃこわかったですよ!
吉原バルジャンは、とっても力強くて優しくてよかったと思います。
ジャベール:上原理生
上原ジャベールは、とっても執念深くて、執拗にバルジャンを追っかけていきます。自分は正しくて、自分は正義だと心から思っているのです。
バルジャンが荷馬車から人を助け出したときに、自分はそんな力を持った人間を、もう一人知っていると話します。
バルジャンの反応を見ているのかと思うのですが、バルジャンは捕まえていて、その人の裁判があることも伝えます。
ジャベールは、バルジャンが自分が本当のバルジャンであると告白をするのが分かっていたのか?バルジャンが人を陥れるような人ではないと、見抜いていたと思えるのです。
上原ジャベールの「星よ」も素晴らしかったですし、信念を見失って絶望して歌う「自殺」も本当にすごいと思いました。
上原理生さんのジャベールは強くて歌も素晴らしくて良かったです。
ファンテーヌ:知念里奈
知念さんのファンテーヌは、本当に幸少ないか弱い女性でとっても可愛そうです。コゼットのために工場に勤めていますが、周囲のやっかみから嫌がらせを受けて、工場を辞めさせられてしまいます。
きれいな女の人は羨ましがられて気の毒です。この時代の保護者のいない女性が、どんなに不幸だったのかがわかります。
知念ファンテーヌの「夢やぶれて」の歌は、本当に悲しみ悔しさが溢れていて、すごく心に響いてきます。
バルジャンに助けられたあとの病院のシーンは、コゼットを思う母の気持ちが出ていて良かったと思います。
知念ファンテーヌは歌も演技もとっても良かったです。
エポニーヌ:屋比久知奈
可愛らしい屋比久知奈さんが、どんなエポニーヌをするのか、本当に楽しみにしていました。歌唱力は抜群なので素晴らしいエポニーヌが誕生するのでは?という期待でいっぱいでした。
やはり屋比久知奈さんのエポニーヌは、素晴らしかった。歌も演技もすごいですね!
エポニーヌはマリウスが好きなのに、マリウスは一目でコゼットに夢中になり、コゼットを探すように依頼されてしまいます。
可愛そうですよね!でもマリウスのためにコゼットの住んでいる屋敷に連れて行ってコゼットに会わせて上げるのです。
一人で雨の中で歌う「オン・マイ・ウォン」は本当に可愛そうで、でも屋比久エポニーヌの歌は素晴らしくて心にしみました。
最後にマリウスの腕の中で死んでいけて良かったなと思いました。
屋比久知奈さんのエポニーヌは本当に良かったです。
マリウス:海宝直人
海宝直人さんのマリウスは歌も演技も素晴らしかったです。ビジュアルもマリウスにピッタリですね!
マリウスは、革命を起こすために仲間と運動をしています。その運動の最中にコゼットと出会い恋をしてしまいます。一目でコゼットを好きになってしまうのです。
やっと探し会えてマリウス、コゼットとエポニーヌが歌う三重唱「心は愛に溢れて」は本当に美しくて、うっとり聞いてしまいました。三人とも素晴らしかったです。
海宝直人さんのマリウスは本当に良かったと思います。
コゼット:生田絵梨花
生田コゼットは可愛らしいし美しいですね!マリウスが一目惚れしてしまうのは納得です。
生田さんの美しいソプラノは、いつ聞いても素晴らしいです。マリウスに会って心をときめいて歌うところは、本当によかったです。
生田コゼットは良かったと思います。
テナルディエ:KENTARO
本当に悪人なのに憎めないテナルディエです。仲間と歌う「宿屋の主の歌」は、なんでこんなにうまく悪いことができるの?と思うぐらいの悪人ぶりで、笑ってしまいました。
コゼットもこんな悪い人に預けられて気の毒でしたよね!
テナルディエは悪人ですが、陽気で少し憎めないところがあります。結婚式に現れてマリウスをゆすろうとしますが、そのことで革命のときにマリウスを助け出したのが、バルジャンだということがわかります。テナルディエのおかげで助けた人がわかったのですから、良いことをしたということですね!
KENTAROさんのテナルディエは陽気で面白くて良かったです。
マダム・テナルディエ:鈴木ほのか
意地悪で面白いマダム・テナルディエを憎らしそうに演じる鈴木ほのかさんは、すごい迫力です。
リトルコゼットに水くみを言いつけるシーンは、脅かしが半端なくてまきバッパも震え上がりました。
どこか憎めないところもありますが、人を騙して金をとるのは、やはりとっても悪い人です。
テナルディエと結婚してから悪い人になったのでしょうか?でも似たもの同士って言いますので、夫婦とも悪人ということですね!
鈴木ほのかさんのマダム・テナルディエは歌すごい迫力で素晴らしかったですし、演技もとっても良かったと思います。
まとめ
本当に素晴らしい舞台で一生懸命に観てしまいました。プリンシパルキャストは勿論ですが、アンサンブルキャストも素晴らしくて、すごい迫力ある舞台で満足しました。
また違ったキャストで観てみたいなと思っています。