こんにちは!まきバッパです。
「キンギョソウ」は、沢山の小さなお花を次々咲かせてくれます。
どうすれば上手く咲かせることが、できるのでしょうか?
早速、「キンギョソウの育て方」を書いていきたいと思います。
キンギョソウ
キンギョソウ:概要
オオバコ科 キンギョソウ属(アンティリナ属) 草花 多年草(一年草扱い)
和名:金魚草(キンギョソウ) その他の名前:スナップドラゴン
原産地:地中海沿岸地方
開花期:4月~6月(ほぼ周年開花)
花色:白 赤 ピンク オレンジ 黄 複色
耐寒性:強い(極寒地では冬に枯れます)
耐暑性:強い(長雨や多湿には弱いです)
特徴:開花期が長い 耐寒性が強くて香りがあります。
*キンギョソウは色彩が鮮やかで春の香りを漂わせる花です。花はふっくらと膨らんでいて、金魚を連想させる花形をしています。
英名では竜に見立てられて「スナップドラゴン」と呼ばれています。
品種も多くて、草丈は1mもある高性種や、こんもりと小さい小型種や、その中間の種類もあって、切花や庭植えなどに広く利用されています。本来は5月が開花期の盛期ですが、様々な品種が改良されていて、通年咲かせることも可能です。
多年草ですが、高温多湿の蒸れ弱いため、殆どの場合は一年草扱いになっています。
キンギョソウ:育て方
キンギョソウ:季節・日常の手入れ
花がら切り
開花期が長く、次々に咲いていくので、花がらはそのつど切り取っておきます。見栄えが良くなり、病気の予防にもなります。
仕立て直し
枝が混んできたり、花姿がおかしくなった時には、思い切って半分以下に刈り込んで、仕立直しを行います。
支柱立て
高くなる品種には、必要に応じて支柱を立てておきます。
キンギョソウ:日当たり・環境
日当たりの良いところが適しています。乾燥には強いのですがその反面、多湿地や日陰では育っても、花が咲きません。乾きやすい土地でも根がしっかり張って良く育ちます。
寒さや暑さに強いのですが、湿気に弱いので、多年草ですが夏越えが難しいため、毎年種を蒔いて株の更新します。
キンギョソウ:水やり
タネ蒔きから育苗中の小苗の時は、乾かさないように注意をして育てます。育ってからは乾き気味が良いので、土が乾いてからたっぷりと水を与えます。
キンギョソウ:肥料
庭植えの場合は生育が旺盛で、長く伸びて育ってしまうので、肥料は不要です。
鉢植えの場合は春と秋に少量、液体肥料を与えます。(肥料の与え過ぎは、伸びすぎて軟弱に育ったり、病害虫が発生したりしますので注意が必要です)
キンギョソウ:用土
庭植えの場合は、堆肥や腐葉土を混ぜて、土壌改良をしておきます。
鉢植えの場合は水はけの良いものを選びます(一般用の草花用の培養土を使用する場合は、鉢底に水はけのよい川砂利などを使用すると、水はけが良くなります)
キンギョソウ:植え付け・植え替え
植え付けは春か秋に、育苗しておいた苗を、20~25cm間隔に植え付けます。
市販の苗でポットから抜いた時に、根が巻いて真っ白になっている場合は、発育が悪くなるので、その部分を剥がして軽く崩してから植え付けると、早く根が張ります。
キンギョソウ:増やし方
タネ蒔き
春か秋にタネを蒔きます。
自分で採取もできますが、同じ花が咲きにくいので、確実なのは毎年購入するのが確実です。細かな種なので、タネ蒔き専用の土に蒔いて、上に覆土はしないでおきます。
発芽気温は18℃~20℃で、7日ぐらいで発芽します。込み合っているところは間引いて育て、本葉4枚ぐらいの時に鉢上げして、苗にします。
挿し芽
挿し芽は脇芽を利用して行います。脇芽がたくさん出るので、赤玉土などに挿しておくと根が出ます。根が出てきて苗が育ったら、鉢や庭に植え替えます。
キンギョソウ:病害虫
病気:灰色カビ病 立ち枯れ病
株が混みすぎたり、多湿だった場合に、花がらや枯葉にカビが生える「灰色カビ病」が発生します。カビの部分は枯れて広がっていきます。病気の部分は刈り取ってしまいます。花がらはこまめに摘み取って、切り戻しや、込み合っている部分は枝すかしを行って、日当たりや風通しを良くしてあげます。
育苗中に立ち枯れ病が起こる場合があります。全体がしおれて枯れてしまう病気で、土壌障害の場合も考えられますので注意をしてください。
害虫:アブラムシ
生育中や全期間に発生することがありますので、注意が必要です。
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キンギョソウ:まとめ
「キンギョソウ」は多色で、花びらはふっくらとふくらんで愛らしい花姿です。日本では、金魚に似ているところから「キンギョソウ」と呼ばれていますが、英国では、竜に似ていると「スナップドラゴン」と呼ばれています。
「キンギョソウ」は暑さや寒さ、乾燥などに強い草花ですが、湿気に弱くて、なかなか夏越えができない花です。
多湿と肥料の施し過ぎはNGですので、これだけを気をつければ、育てやすい花だと思います。
可愛いお花の「キンギョソウ」を、是非育ててみてください。