こんにちは!まきバッパです。
毎年、水仙のお花を咲かせるのは難しいですね。どのような管理をすれば毎年花を咲かせることができるのでしょうか?
水仙のことについてレポートしていきたいと思います。
水仙
ヒガンバナ科
別名:雪中花(セッチュウカ)
原産地:地中海沿岸、北アフリカ、スペイン、ポルトガル
*水仙は春を告げる花として昔から親しまれている花です。普通は秋に球根を植えて春に花を楽しむ「秋植え球根植物」の1つです。
水仙の育て方
耐寒性の秋植え球根です。1本の茎に1つの花を付けるタイプと房咲きになるタイプがあります。
ニホンスイセン:房咲き:強い香り:3cmぐらいの小さいい花
開花期:10月~4月
球根の植え付け:9月~11月
球根の堀上げ:6月~8月
肥料:1月~3月 11月~12月
水仙の手入れ
1.花が終わっても葉は切らないで置くこと。花が終わった後で葉は「光合成」をして栄養を球根に与えて貯蔵します。葉は枯れるまで切らないでおくと次の年も綺麗なお花を咲かせてくれますので枯れるまで待っていてくださいね。
2.日当たりの悪い場所で育てると花付きが悪かったり、花の終了後も球根に栄養がいかなかったりしますのでなるべく日当たりの良い場所で育ててください。
3.厚さには弱いので夏は涼しい場所で管理するのが良いです。
水やり
1.育成期(冬~春)には水がたっぷりやらなくてはいけません。
2.植え付けて3ヶ月ぐらいは葉は出ていないので成長していないように見えるのですが・土中では寝がしっかり伸びてきているので土の表面が乾いたら水を与えてください。
3.花が咲いたあとは、葉がかれてしまうと球根は休眠に入りますので完全に水を切って堀上げても良いです。
肥料
1.リン酸の多めのものを少しだけ与えます。(与えなくても良いです)
2.窒素の多いものは葉ばかりになってしまい花が咲かない場合が多いので気をつけてください。
用土
排水の良い土
赤玉土(小)7:腐葉土3の割合で混ぜます。
*庭などで粘土質の時は腐葉土を混ぜいれて水はけを良くしてから球根を植えてください。
植え付け
1.10月に入ったら早い目に球根を植え付けます。
2.霜が来る前に十分に土中で根を張らせておくと暖かくなった時の生育が違ってきます。
3.鉢植えの植え付け:球根の頭が少し見えるくらいの浅植えにします。
4.庭植えの植え付け:球根の高さの2倍の深さに植えます。
5.球根の大きさは様々ですので球根によって植える数は違ってきます。
増やし方
7月頃に葉が枯れて休眠に入ったら球根を堀り上げるとたくさんの子球が付いていますので、分球して秋に植えます。
大きい目の子球であれば1年後ぐらいに花を咲かせます。
水仙の毒性に注意
1.水仙は全草に毒性があります。
2.嘔吐、皮膚炎の症状がでる。
3.葉:ニラに似ている:食べると食中毒を起こす。
4.球根:玉ねぎに間違われる:食中毒
*畑などに植えるとニラや玉ねぎに間違える人もいるので紛らわしい場所では栽培しないことです。
水仙の姿や形はどんなの?
球根:鱗茎:断面は玉ねぎみたいになっている。
球根の大きさ:5mm~10cmで様々な大きさがある。
*球根から帯状や線状の細長い葉を数枚出します。葉の付け根は薄い膜で包まれています。
*球根の中心から花茎を伸ばしてその先に1~数輪の花を咲かせます。たくさんの花を付けるものは「房咲季」と呼ばれる。
*花茎の長さ:10cm~40cm
基本の花びら:6枚(花びらの中心に副花冠があります。)
福花冠:花びらの中心に付く:大きくラッパ状のもの:杯状のもの:水仙の花の特徴になっている。
水仙の種類はどんなのがあるの?
1.ニホンスイセン
花びら:白色
副花冠:黄色のカップ型
小輪で房咲き(野生化して各地で群生が見られます。)
三大群生地
福井:越前海岸
淡路:灘黒岩水仙郷
南房総:江月水仙ロード:をくずれ水仙郷
2.フサザキスイセン
花びら:白色、黄色
副花冠:白色、オレンジ色
小輪で咲いて、強い芳香があります。
3.クチベニズイセン
花びら:白色
副花冠:黄色で縁が紅色になっています。
1本の花茎から1~2輪咲かせます。(スペイン、ギリシャに広く分布している。)
4.ラッパスイセン
花びら:黄色、白色
副花冠:ラッパのように長く伸びています。
1本の花茎から1輪咲かせます。(イベリア半島、フランスに分布していて、ラッパスイセンには様々な変種があります。)
5.シクラミネウス
花びら:黄色:大きく反り返っている。
副花冠:ラッパ型(小型種でスペイン、ポルトガルに分布している。)
6.キズイセン
花びら:黄色
副花冠:黄色(少しオレンジかかっている)
強い芳香があって1花茎に3輪程度の花を付けます。葉は糸状で細長い(スペイン、ポルトガルに分布していて、日本には19世紀中頃に入ってきたようです。)
まとめ
花が終わってから葉は切らないで枯れるまで置いておいて光合成させて球根を太らせることが次の年のお花を咲かせるのにだいじなことです。
日当たりの良い水はけのよい土に植えます。生育期にはたっぷりの水を与えて休眠期の入ると水切りをして球根を掘り上げて管理しても良い。
水仙は次の年に咲かせるのが難しいとされていますが、花が終わってからのことを気をつけて管理すればまた咲かせることができます。
ちゃんとした管理をしてかわいい水仙を毎年楽しみましょう!
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