こんにちは!まきバッパです。
わたしの庭ではプミラのお花がこっそりと開花しているのを見つけました。
毎年可愛い小さいお花を付けてくれるのですがうっかりしていると見逃したしまいます。
でも、見つけたときはアッと思って嬉しくなります。プミラは私の庭では限りなく増えていて今はゴールドクレストの大きな木に登っています。
クリスマスローズも今は葉ばかりですが何種類か植えていてたくさん増えています。
今回はクリスマスローズの育て方をレポートしていきたいと思います。
可愛いいお花でちゅ!
クリスマスローズ
キンポウゲ科
学名:ヘレポラス
多年草:毎年花を咲かせる。
原産地:ヨーロッパ 西アジア
ヨーロッパから西アジアにかけておよそ20種、中国に1種が知られている。
栽培難易度:ふつう
耐寒性:つよい
開花期:11月中頃~4月中頃
植え付け:9月中頃~3月中頃
肥料:9月中頃~5月中頃
クリスマスローズの販売時期
開花株の販売:1月~4月上旬
種子の販売:5月~9月
苗の販売:9月~12月
*クリスマスローズと呼ばれるのは本来はヘレポラス属の「ニゲル」という1つの種に付けられた名前ですが、日本ではヘレポラス属全体を指します。(クリスマスローズの名前は「ニゲル」がクリスマス時期に開花するから。)
*クリスマスローズが日本へ入ってきたのは明治初期の頃で「薬草」として試験的に栽培されたということです。
*葉、茎、根などに有機成分「サポニン」が入っている。(サポニンは毒物です)
クリスマスローズの種類
有茎種:ニゲル:茎を伸ばして葉を広げて茎の先端に花を咲かせる:常緑性
無茎種:オリエンタルス:地際から葉を広げて地上を真っ直ぐに伸びる:茎は持たない:花も地際から花径を伸ばしてその先端に付きます:根茎は太くて地際を横向きに伸びる:常緑と落葉がある。
クリスマスローズの育て方
1.花ガラ摘み:種を採取する目的以外は花を摘み取ります。
有茎種:新芽が伸びて葉を広げ始める4月頃地際で茎を切り落とします。
無茎種:萼が色あせてくる時期に花首の位置で一つ一つを切り落とします。
*花ガラを摘むのは種をつけて余計な体力を消耗しないようにするためと、もう一つは美観的なことです。
2.古葉取り(無茎種のみ)
新しい葉が開いて成長を始める11月~1月頃に今まで付いていた古い葉を全て根元から切り落とします。
この作業をするのは十分に株元に日を当てるために必要だからです。
この作業をすることで花芽が付き易くなります。
古くて傷んだ葉は病気になり易いので大切です。(グリーンの葉の場合は切るのがためらわれますが古い葉は冬になるとかれてしまうので)
3.支柱たて(有茎種のみ)
風や雪の重さで茎が折れないように有茎種は支柱を立ててやります。
4.生育サイクル
梅雨~秋の初旬:半休眠状態
秋~春:生育期間
*半休眠期と生育期があることをわかって株の状態を見て、水やりや肥料などを管理することが大切になります。
5.日当たり
露地植えの場合
秋から冬によく日が当たり、真夏には日陰になるような場所が適しています。
鉢植えの場合
秋~春の生育期はよく日の当たる場所に置く
梅雨~秋の半休眠期は風通しの良い日陰に置く
*寒さには強い方ですが乾いた寒風や霜にあたってしまうと葉が痛みますので注意が必要です。
*霜柱にあってしまうと根が持ち上げられてしまうことがあるので気をつけなければいけないです。
6.水やり
生育期:土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
半休眠期:土を多湿にしないように注意する。あまり水分はいりません。
真夏は極端な乾燥状態にならないように気を付ける。
7.肥料
生育期:冬~春:液体肥料を10日に1回程度、定期的に与えます。
半休眠期:肥料は与えません。
8.用土
*水はけの良い用土
赤玉土(小粒)4:腐葉土3:軽石(小粒)=の割合で混ぜた土を使用する。
9.植え替え
*植え替えは10月~3月頃
植え替えの手順
生育が旺盛なので良く根が張ります。
鉢は年一回一回り大きい鉢に植え替えます。
1.鉢から抜いた株は古い土を全部落とします。
2.黒くなっている根は傷んでいるので元から切り落としてしまいます。
3.一回り大きな鉢に新しい土を入れて植えます。
10.増やし方
株分けで増やします
*あまり細かく分けると開花するまでに時間がかかってしまいます。
1株が3芽以上になるようにします。
*種を自家採取して蒔いて増やすこともできます。(お花を種になるまで置いて採取します)
11.かかりやすい病害虫
灰色カビ病:
春と秋の湿度の高い時に発生します。
病状:葉の緑の部分が茶色くじゅくじゅくとした感じになります。
病気が進むと株が腐ってきて枯れてしまいます。
定期的に殺虫剤を散布して予防する。
ブラックデス:
株のいたるところにかすれたような黒い病はんが出て最後には縮れ上がって株が枯れます。
感染力が強いのでかかった株はすぐに処分します。
ウイルス性の病気なのでハサミ等からも感染することがあります。作業の時は清潔なハサミ等を使用するようにしてください。
まとめ
クリスマスローズには有茎種と無茎種があります。そして生育サイクルは梅雨~秋の初めまでは半休眠期で秋~春は生育期です。
日当たりは秋~冬は日当たりの良い場所に真夏は日陰で株の状態をよく見て古葉切りや花がら摘みなどの管理も大切です。
私の庭のクリスマスローズは病気にかかっていませんがウイルスの怖い病気にかかると全滅してしまいますね。よく観察しないといけません。
クリスマスローズはちょっとした注意で簡単に増やせそうですので是非植えてみてください。