こんにちは!
わたしは今は何も飼わないでいますが、いままで沢山の犬たちと暮らしてきました。何しろ困っている犬を見ると、すぐに、関わってしまうのですから。
この頃では余り迷っている犬を見かけませんが、わたしの若い頃(30代ぐらい)は良く見かけました。
ランちゃん達が我家に来たわけ
ランちゃん達は近所の方の犬ちゃんでした。
そこは借家でしたので公団が当たって、引っ越しになり犬ちゃん達は連れて行けないことになってしまいました。
その間に貰い手を探しても見つからずとうとう引っ越しされて行かれたのです。夜に見に行くと、犬ちゃんはお庭にいました。そして、色々あって、わたしが引き取ることにしたのです。
家の中はしろこ達がいたので家の中では飼えません。
そこで、少し庭があるので、そこで飼うことにしたのです。わたしも飼って貰える人を探して息子の友達にも聞いて貰ったのですが飼ってくれる人は現れませんでした。
裏庭で飼うにしても屋根もないところでは困るので、まずは波板で屋根を作り土の部分はコンクリートにして動物園のように洗い流せるようにしました。
(勿論、大工さんに頼んでしてもらいました。)半分は土を残してセルフ散歩できるようにしました。コンクリートだけでは可哀そうですからね。
寝る場所は前の庭から持ってきたランちゃんの犬小屋を置いてやり、後はプラスチックの衣装箱に毛布を敷いて寝床を作ってやりました。
これで、安心して暮らせるでしょう。裏には誰も入って来ませんからね。
ランちゃんの子犬は2匹とも男の子でしたので白でブチの子犬は「ブチ」ちゃん、黒い子犬は「チャッピー」ちゃんと名前を付けて我家の子供の一員になりました。
ブッちゃんの意地悪事件
さて、わたしは親子は仲が良いとばかり思っていて、餌は大きなボールに一緒に入れてやっていました。
もう、食べたころと行ってみると、ほとんど食べていません。どうしてだろうと思っていたところ、ついに原因がわかったのです。
いじわるが1匹いて他の子たちに食べさせていなかったのです。
犯人は「ブチ」ちゃんでした。
そっと、見ているとランちゃんやチャッピーくんが食べようとすると、「ウーウー」脅かして食べさせなかったのです。
早速、ブッちゃんを叱って、3つに分けて食べる間は見張ることにしました。それでやっとランちゃんとチャッピーちゃんはご飯を食べることができました。
(しろちゃん達はぜんぜん喧嘩しない仲よし家族だったのでびっくりでした。)
でも、それ以外は大人しいワンちゃんで、とってもおとなしい犬たちでした。
チャッピーちゃんの家出事件
阪神大震災の時はわたしの家はぜんぜん被害が無かったのですが隣の従兄弟の家が、壁にひびが大きく入り、崖になってるところが崩れそうになりました。それで、壁の修理と石垣の補修をしなくてはならなくなってしまいました。
チャッピーちゃんはとても怖がりで、特にカミナリが1番苦手でした。ぶるぶる震えて怖がるのが凄かったのです。
お隣も、夫婦共働きで日中はお留守です。わたしもお昼からは出張レッスンで出かけるので留守なのです。
其の日は小雨が降っていたので、お隣の大工さんは来ないだろうと思っていたのです。でも来て、石垣をバリバリやって凄い音を出したようです。
余りの怖さでチャッピーちゃんは越えれずはずの無い塀を越えて飛び出したしまいました。
仕事から帰ってびっくりしたわたしは大工さんに「天気の悪い日に来て、それも、誰もいないのにバリバリして」と怒ってしまいました。
夜遅いのに車で探しまわってくれました。でもその夜は見つからなかったのです。
すぐに、ポスターを作って夜中にバス停に張りに行きました。
次の日、近所の中学生が電話をしてくれて見つかりました。丁度バス停を2つぐらい行った畑の中に腰を抜かしたぶるぶるしていました。
やさしい人に見つけて貰って助かりました。
でもチャッピーちゃんは歩きません。それで、抱っこして何度も休憩してやっと帰ってきました。
(やっぱり世の中にはちゃんとしたやさしい子供がいたのだと嬉しくなりました。)
それからは雨の降るたびにぶるぶる震えていましたが家出することはありませんでした。
ランちゃんは尿結石にかかりました
ランちゃんはおしっこする格好をするのに、出ていないのを見つけて先生のところへ連れて行きました。
その先生には最後までお世話になって本当にやさしいいつでも駆けつけてくださる方でした。其のころの先生は、まだ若くてお仕事に燃えていて、動物が大好きというのが体にあふれていました。わたしも、なんでもすぐに電話して駆けつけて貰ったりしていました。
ランちゃんもその先生が大好きで「病院へ行こう」というと尻尾を振って嬉しがっていました。すぐにレントゲンを撮って貰って「尿結石」と分かりました。
ランちゃんは余りお水を飲まないので病気になったようです。それから、何度かぶり返して病院に通いました。
飼い主の責任について
わたしは犬たち全員に去勢手術をして貰っていました。これ以上増えると困りますものね。無責任にほっておいて増やすのはいけません。
動物を飼うときはその子を死ぬまで面倒を見れる覚悟で飼わなくてはいけません。
可愛い間は可愛がって、後はほったらかしと言うお話を聞くと本当に悲しくなります。動物は嘘をつきません。可愛がっていると(無責任な可愛がりはダメですよ。)それに正直に答えてくれます。
ランちゃんは最初はとっても警戒していました。前の飼い主の方が恋しかったのだと思います。でも、あきらめて、なついてくれました。
子供たちはわたしが最初の飼い主のようなものなので最初から信頼して甘えてくれました。
このランちゃん家族もあのえさ事件がありましたが、喧嘩もせず仲良く暮らしてくれました。みんなやさしい良い犬たちでした。今は天国で仲良く暮らしていると信じています。
そのほかの犬の記事はこちらから