前回は「アルツハイマー型認知症」を書きました。
今回は脳血管性認知症について書いていきます。
脳血管性認知症は多く認知症の20%をしめます。
脳血管性認知症
原因
脳梗塞や脳出血などの脳の血管障害によって引き起こされるものです。
脳の血管巣(脳の血管がつまっている)が増えたり大きくなることで脳の機能が低下して認知症や運動障害を引き起こします。
血管障害の原因は生活習慣病です。
高血圧、高脂血症、糖尿病にならないようにすることが脳血管性認知症の予防になります。生活習慣の改善をすること。これが一番重要なことです。
脳血管障害を早く気付いて治療やリハビリをすること。そうすれば症状の進行を遅らせることができます。
脳血管性認知症の症状
1.初期の症状
意欲の低下(何事もやる気がなくなる)自発性の低下(自分から進んでやろうとしない)があります。
夜間は不眠(眠れない、すぐに目が覚める)や不穏が目立つようになります。症状は日によって激しく変動します。
人によって影響のある脳の部分が違うので、出来る、出来ないがはっきりしてきます。
小さな脳梗塞、脳出血の場合は自覚症状がなかったり感じてもめまい程度で気がつかないこともあるようです。
いつ何時なるかもしれませんので自分のことを良く観察しておかなくてはならないですね。
2.中期後の症状
脳の発作が起こる度に症状が段階的に重くなります。
私の母方の伯父などは何度も倒れては入院して助かりました。その度に集まるのが大変で。もう亡くなってしまいましたが。
今は従兄が脳梗塞で倒れてリハビリ中です。本当に脳血管の病気が多いですね。
ダメージの場所で症状が変わる(まだら認知症)
脳血管性認知症はダメージを受けた脳の場所によって症状が変わります。
記憶障害がひどいのに判断力は良い状態だというような「まだら認知症」がみられます。脳の血流が少なくなるために、そのことが原因で認知症の症状が毎日にように変化します。
隣の従兄弟夫妻も脳梗塞に
私の家の隣は父方の従兄弟が住んでいて仲良くさせて貰っていたのですが最初にお嫁さんが脳梗塞で倒れしばらくして従兄弟が同じく脳梗塞になってしまいました。
血管の場所も同じで脳幹という大事な場所でした。リハビリも頑張り少し痺れはあるらしいのですが回復しています。
お嫁さんのほうは別の病気で最後は寝たきりになって亡くなりました。従兄弟は肺のほうも悪いのですが何とか毎日を過ごしているようです。
歳をとると今までの食生活などの影響が出てきますね。食生活を見直してみることが大切だと思います。野菜中心の食生活に徐々に移行して頑張りましょう。
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