こんにちは!まきバッパです。
年中咲いてくれる多年草のお花の「ゼラニウム」は、花色も豊富で育てやすい花です。
早速、育て方を書いていきたいと思います。
ゼラニウム
ゼラニウム:概要
フウロソウ科 テンジクアオイ属 草花 多年草
原産地:南アフリカ・ケープ地方
開花期:3月~12月上旬
花色:白 赤 ピンク オレンジ 紫 複色
耐寒性:やや弱い
耐暑性:普通
特徴:開花期が長い 常緑性
*現在のペラルゴニウム属に分類される前はゲラニウム属に分類されていました。それで今でも「ゼラニウム」と呼ばれています。
園芸種のゼラニウムはアフリカのケープ地方原産の2種類を親として作り出されました。多肉質の茎と乾燥には強くて、加湿には弱いという性質を持っています。
四季咲き性で温度が適していれば、1年中開花します。花は一重から八重などがあり、星型やカップ状に多数集まって、長い花径の先端につきます。
コンテナやガーデンなどに利用される華やかな花です。
ゼラニウムの育て方
ゼラニウム:季節・日常の手入れ
花がら摘みと枯葉取り
沢山の小花からなるゼラニウムの花は、花房の中心から小花が咲き終わるので、随時摘み取ります。花房の全部が咲き終わったら、花房の付け根から、横に折って取り除きます。株元で黄色くなった葉なども取り除きます。
切り戻し
大きくならないタイプのものは切り戻しはしないで良いと思いますが、丈が伸びるタイプのものは、好みの高さのところにある「脇芽のある節」のところで切り戻します。真夏と冬を除いた、いつでも切り戻しができます。
ゼラニウム:日当たり・環境
一年を通して日当たりの良い風通しの良い場所で育てます。真夏は西日の当たらない場所が良いです。
雨を当てると茎葉や花が腐りやすので、鉢植えなどであれば、雨の当たらない軒下などに移動をさせ管理します。
庭植えの場合は、梅雨時期は株を切り戻しておきます。真夏に葉が白くなることがありますが、これは秋になると戻りますので心配はありません。
ゼラニウム:水やり
鉢植えの場合は、土が乾いてからたっぷりと水やりをします。冬は乾かし気味に管理します。庭植えの場合は、真夏の時期に、からからに乾いた状態になったら、たっぷりと水を与えます。それ以外は必要ありません。
ゼラニウム:肥料
用土には元肥としてカルシウムを含む緩効性肥料を施しておきます。また生育が盛んになる、早春から初夏と秋に追肥をします。
花の時期には株元に緩効性肥料を置肥しておきます。
ゼラニウム:用土
ゼラニウムはアルカリ性の土を好むので、花壇や鉢土に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。
用土は市販の草花用培養土を利用して、1割程度の牛糞堆肥を加えます。
ゼラニウム:植え付け・植え替え
真夏と冬のほかは、随時植え替えができます。根詰まりの時など、根鉢をほぐして植え替えます。
大きくしたい時は、発育旺盛なので、2周り大きい鉢に植え替えます。大きくしたくない時には、根を切って、同じ大きさの鉢に植え替えをします。
たくさん根を切っても大丈夫ですので、思い切って古い根は取り除くようにします。
ゼラニウム:増やし方
挿し芽
春と秋に切った枝で挿し芽をすることができます。
挿し芽の用土は、赤玉土と腐葉土の当量配合土を使います。梅雨時に挿し芽をする場合は腐りやすいので、挿し穂をとって、1日おいてから乾いた土に挿して、すぐに水やりをしないで次の日に行います。
ゼラニウム:病害虫
病気:茎腐病(ブラックレッグ)
茎腐れが発生することがあります。茎の基部がペチャンコになって、その部位から上へと腐っていきます。見つけたら、その枝の付け根から切り落とします。
害虫:ヨトウムシ ハマキムシ
春から夏にハマキムシが発生して、葉に、一部が巻いたり引きつったりする症状が見られます。春と秋から初冬にヨトウムシが発生して、葉をかじられる被害が出ます。ヨトウムシの糞や食害を見つけ退治します。
ゼラニウム:まとめ
ゼラニウムは育てやすい華やかな花です。増やし方は挿し芽で簡単に増やすことができます。茎は多肉質で腐りやすいので、水やりは控えめにします。庭植えの場合は真夏の乾燥する時期を除いて、やらなくて大丈夫です。
特に梅雨の時期は、茎などが腐りやすいので、気をつけるようにします。用土はアルカリ性を好むので、植える前に苦土石灰を施しておきます。
環境さえ合えば四季咲きなので、年中花を咲かせる育てやすい花です。
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