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「味覚障害」 原因と治療について

ワインとチーズ

「味覚障害」 原因と治療について

こんにちは!まきバッパです。

「味覚障害」の原因は何なんでしょうか?

治療はどうすれば良いのでしょうか?

早速、「味覚障害の原因と治療」について書いていこうと思います。

 

味覚障害

味覚障害の原因は?

加齢

加齢に伴って味蕾(みらい)の中の味細胞が減少していきます。味覚障害が起こりやすくなります。

 

亜鉛の欠乏

味細胞は新陳代謝によって新しい細胞と入れ替わります。

味細胞の新陳代謝には亜鉛が必要ですので、亜鉛が欠乏すると味覚障害が起こりやすくなると考えられます(味覚障害のある人の約半数が亜鉛の欠乏のよるものです)

 

口腔内(こうくうない)の乾燥

加齢によって唾液の分泌が減少して口の中が乾燥したり、舌に炎症がおきたり、また舌苔(ぜったい:下に付着した汚れ)が溜まったりすると、味が味蕾に伝わりにくくなります。

 

糖尿病

糖尿病の合併症で神経障害が起きていると、味が感じにくくなります。糖尿病の場合は口が乾燥しやすくなるために、味蕾が働きにくくなります。

 

そのほかの病気

胃腸、肝臓、腎臓などの病気があると、亜鉛不足になって味覚障害のになることがあります。

アレルギー性鼻炎や鼻づまりなどによって、匂いが分からなくなると、味覚に異常が無くても、味が分からなくなることがあります。

 

薬の副作用で味覚障害を起こすこともあります。味覚障害に関係する薬は200種類以上あります。

 

ストレス

介護等が原因で心因性の味覚障害もあります。

 

味覚障害の診断と治療は?

耳鼻咽喉科を受診します(味覚障害を専門としている医療機関が良いです)

 

検査

問診

いつから症状があるか、他の病気や薬の服用が無いかを聞かれます

視診

口腔だけではなく、耳、鼻、のども観察します
血液検査や尿検査が行われ、肝臓や腎臓の病気の有無や、亜鉛不足について調べます

 

味覚検査(2つの方法で調べる)

電気味覚検査:舌に電極を当てて、舌の部位の味感知を調べます

ろ紙ディスク法:甘み、酸味、苦み、塩味の4つの味がついた溶液を浸したろ紙を舌に乗せて味が分かるかどうかを調べます
溶液は5段階の濃度があり、どの程度で判別できたかによって、味覚障害の状態が判断されます

 

味覚障害の治療は?

*指導:治療では亜鉛が十分に摂取できるように指導されます

乳製品(牛肉、レバー、チーズ)、魚介類(かき、かに)、干ししいたけ、海藻類(わかめ、ひじき)に亜鉛が多く含まれています(亜鉛製剤やサプリメントを使うこともあります)

*糖尿病やアレルギー性鼻炎など、病気が原因で味覚障害が起こっている場合は、その病気の治療が行われます。(ストレス、うつ病が原因で味覚障害が起こっておる場合は、精神科の医師と連携して治療を行います)

 

味覚障害の原因と治療:まとめ

かき

牡蠣には亜鉛が含まれています!美味しそうですね!

味覚障害は加齢や亜鉛の欠乏等によって発症します。加齢によるものは、口腔内の唾液が少なくなり、味覚がおかしくなって味覚障害を起こします。

味覚障害があると、食事するのが楽しくなくなり、食欲もなくなってしまいますので、健康にも悪影響が出てきます。おかしいと気がついたら、早い目に受診することが良いと思います。

 

早く受診して改善しましょうね!
まきばっぱ

 

参考書籍:NHKきょうの健康2017年12月号

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まきバッパ

70オーバーのスーパーおばあちゃん、まきバッパです。残りの人生を思いっきり楽しむ為にブログをはじめました。70年間生きてきた中で得た知恵を、少しずつ書いていければと思います。よろしくお願いします。

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