こんにちは!まきバッパです。
ミュージカル「キャッツ」の猫は一体何匹いるのでしょうか?気になりますよね!
公演を見ていても私は好きな猫ばかり見ていてほかの猫のことはあまり知りません。
いつも出演している猫25匹の紹介をしようと思います。
猫の紹介
オス猫
1.オールドデュトロノミー
オールドと付くので古い猫:長老猫です。
長いふさふさで灰色の毛皮を持っています。ジェリクルキャッツのみんなに愛され敬われています。長い時を生き抜いてきて看取った妻は99匹だという噂だそうです。
名前のデュトロノミーは旧約聖書の申命記(デュトロノミー)からで、そこの出てくるモーゼが120歳まで生きたことにあやかって付けられた。
ジェリクルキャッツを大きな父性と指導者としての英知でもってひとつにまとめる中心となる長老猫。
舞踏会の最後に天上に昇る1匹のジェリクルを選ぶ。
2.バストファージョーンズ
街のみんなに尊敬されているお金持ちの猫。
大きな太った体を持ちおしゃれなタキシードを着て白いスパッツを履いている。
美味しいものが大好きでいつも美味しものを追い求めている。上流社会の街に住んでいる猫としてみんなに愛されている。
3.アスパラガス=グロールタイガー
アスパラガスは劇場猫であだ名は「ガス」、今は老いさらばえているが昔は一世を風靡して喝采を浴びた猫。ジェリーロラムに手を引かれて出てきます。
話すうちに昔を思い出して、グロールタイガーに変身。グロールタイガーは海賊の親分猫。しかし、暴れ者でも白猫の魅力的なグリドルボーンに一目ぼれしてセンチメンタルになってしまいシャム猫軍団に負けてしまうというお話です。
昔を思い出して今の役者はなっていないダメだ!と嘆いています。
4.マンカストラップ
アメリカンショートヘヤーのような黒とグレーの縞模様のオス猫。
とっても強くてリーダーとしてジェリクルのみんなを守っている。強い猫でマキャヴイティと戦う場面もある。
5.ラム・タム・タガー
前の演出では白の衣装でエルヴィス・プレスリーのイメージだった。
現在は黒い衣装でミック・ジャガーがモチーフとなっている。
ラム・タム・タガーはワガママで天邪鬼な性格ですが、メス猫たちの人気は半端なくてセクシーで魅力的な存在になっている。大人気のオス猫です。
誰の言うことも聞きませんがオールドデュトロノミーとミストフェリーズは認めています。
通常はミックジャガーをイメージした猫として演出されていて個性的なタテガミのある衣装が印象的であり魅力になっています。
連れ去り席?に座るとタガーに舞台へ連れて行かれて一緒に踊ることができます。ラッキーですよね!
6.ミストフェリーズ
魔術師ミスター・ミストフェリーズは若いオスの黒猫です。マジックの見せ場がたくさんあって楽しい場面です。四季のミストフェリーズはマジックも多くて歌もあるので余計に盛り上がりますね。
閃光を伴う爆発などの魔術を使い、その魔術で拐われたオールドデュトロノミーを探し出します。
ミストフェリーズの代名詞とも言えるダンスは「魔法のターン」とも言われている25回の片足連続回転(フェッテ)です。
劇団四季のミストフェリーズはいつ見ても簡単にフェッテを回っているので感心してしまいます。(絶対ここでは拍手をしてくださいね!)
7.マンゴジェリー
悪名高い泥棒猫です。ランベルティーザの相棒のオス猫。
黒と茶とオレンジ系の縞模様がある。
コミカルな表情や動きが面白くダンスもアクロバチックで軽やかです。泥棒稼業を楽しんでいますがあまり図に乗ると捕まってしまいますよね!
この場面もすごく楽しいし2匹のダンスが凄いですから好きな場面です。
8.スキンブルシャンクス
鉄道猫です。
活動的な黄土色と茶色の縞猫で格好良いベストを着ています。
夜行列車では規律を守りみんなを指導します。悪い猫も真面目な車掌のスキンブルに注意されると素直に聞いてしまいます。
楽しいナンバーですので初めからみんな手拍子で楽しみます。しかし、手拍子するところとしないところがあるので気をつけなければいけません。
いろんなガラクタを集めて汽車に組み立てるなど楽しい場面です。
9.コリコパット
名前以外は劇団四季のオリジナルの猫です。
怖いもの知らずで何にでも立ち向かう姿が見られる。すばしっこくて耳が立った茶色の青年猫。ヴィクトリアとペアで踊るシーンが素敵です。
10.ランバスキャット
毛並みは黒と白と灰色のでエネルギッシュなオス猫。ジェリクルキャッツの勇敢なカリスマ性を体現する勇敢なかっこいい猫です。
11.カーバケッティ
名前以外は劇団四季のオリジナルの猫です。
右目と口元に大きなブチのあるオス猫。
控えめな性格ですがメス猫をエスコートするなどして紳士的なに振る舞います。ディミータと仲良くするシーンもあって優しいねこのイメージです。
12.ギルバート
名前以外は劇団四季のオリジナすの猫です。
劇中劇グロールタイガーの場面ではシャム猫軍団の隊長に扮してカンフー風の立ち回りをします。
ジェリクルソングの場面では空中ブランコで芸を披露します。アクロバチックなシーンが見られてかっこ良いです。
13.マキャヴィティ
マントや仮面をまとっていてあまりよく見えません。
キャッツに登場する猫の中で唯一の悪人猫です。進出鬼没で警察を欺き、犬をも引き裂いて殺す犯罪王です。
第2幕ではオールドデュトロのミーを誘拐してさらにディミータも誘拐しようとします。
どこからでも現れては消える恐ろしい悪人猫です。強くてジェリクルキャットみんなでかかっても歯が立ちません。
みんなの尊敬するオールドデュトロのミーを狙って誘拐したのですね!
14.タンブルブルータス
カッサンドラと舞踏会のシーンでペアダンスを踊る。
黒と白とブラウンの若い勇敢なオス猫で名前はローマの将軍のブルータスをイメージしている。強くて格好良い猫です。
メス猫
15.グリザベラ
過去には魅力的な娼婦ねこであったが今では見る影もなく美貌を失いさまよい歩いている。
ジェリクルたちには受け入れてもらえずただ受け入れて貰えることだけを望んでいる。
落ちぶれてさまよい歌うキャッツのテーマ曲である「メモリー」はグリザベラ心の叫びである。(本当にこの歌は心に響いてきますね。何度聴いても涙が出ます。)
最後にはみんなに迎えられて「天上に昇るジェリクル」に選ばれ天上へ登って行きます。
名前のグリザは:灰色 悲しむ 嘆くなどの意味があります。後半のベラは女性の名前のベラであって美しいという意味があります。
グリザベラはその猫の2つの姿を現した名前だと言えます。
16.ジェリーロラム=グリドルボーン
ジェリーロラムは若いメス猫。
ジェリーは「お菓子のジェリー」で「可愛い」の意味を持つ。ラムは「ラム酒」のこと。
シラバブ(赤ちゃん猫)の世話をするなど面倒見が良い。
ジェニエニドッツを紹介する3ガールズの1人。
グリドルボーンは劇中劇に出てくるフワフワの白いシャム猫でグロールタイガーと「恋のアリア」を歌う。シャム猫と内通しているという噂がある。
名前のグリドルは「フライパン」の意味があり、ボーンは「骨」の意味:「骨まで焦がす情熱猫」の意味になる。
17.ジェニエニドッツ
おばさん猫。日がな座って過ごし絶対に動こうとはしない。
夜になると動き出し、ネズミとゴキブリの教育をしに行く。
ここの場面のタップダンスは楽しいです。ゴキブリやねずみと列になってタップダンスをしたりおばさん猫は大活躍をします。
ほかの猫たちがゴキブリやねずみの格好をして出てきます。そしてみんなでタップダンスを踊ってくれるのです。
ジェニエニドッツは最初はモコモコの大きな上着を着てちっとも動きません。途中で上着を脱いだら明るいオレンジ色になって動きが活発になります。
18.ランベルティーザ
泥棒猫のコンビの片方。マンゴジェリーの相棒です。ランベルティーザとマンゴジェリーの2匹は黒と茶とオレンジ系の縞模様でよく似た色合いです。
身軽でダンスもアクロバチックに踊ってくれます。コミカルな仕草が面白くてすごく軽やかにマンゴジェリーと踊ります。
ジェニエニドッツの場面ではねずみのマスクを被っています。
泥棒をして最後にはマンゴジェリーと捕まってしまいます。
19.ディミータ
気性が荒くてはねっかえりですが神経質な面もあるメス猫です。
タントミールを威嚇する場面もある。
20.ボンバルリーナ
クリーム色の地に黒と赤の毛並み。
ボンバは「爆弾」転じて「強烈な魅力を持った魅惑のバレリーナ猫」の意味。
21.シラバブ
名前以外は劇団四季のオリジナルキャラクター。
生まれたばかりの子猫で純粋な性格。嫌われ者のグリザベルに手を差し伸べようとする優しい心があり、一緒に「メモリー」を歌います。
シラバブの透明な美しい声の「メモリー」はうっとりしてしまいます。
22.タントミール
毛の短いミステリアスなメス猫。色は赤っぽい茶色。
最初のオーバーチェアでライトを浴びている。
本当に美しい猫です。その姿は今から始まるキャッツのお話の予感がしますね。
ジェニエニドッツを紹介する3ガールズの1人。
23.ジェミマ
名前以外は劇団四季のオリジナルキャラクター。
白黒オレンジの三毛猫で、若くて勝気なメス猫。
ジェニエニドッツを紹介する3ガールズの1人。グリザベラを嫌っていて嘲りの歌を歌うが最後には受け入れる。
24.ヴィクトリア
白い子猫で天才的なダンスの才能を持っている。
グリザベラには好意的で寄り添おうとする場面がある。
ジェリクル舞踏会にはヴィクトリアのソロダンスで開始される。
25.カッサンドラ
小柄ではあるが神秘的な大人のメス猫。ダンスが得意でタンブルブルータスとペアダンスを踊っている。
ジェニエニドッツの場面ではネズミのマスクを被っている。
キャッツにはたくさんの個性的な猫が登場しています。性格などを知って見るとまた面白さが増して来ると思います。(劇団四季のオリジナルキャラクターも多数いますね!)
何回見ても楽しいミュージカル「キャッツ」です。
まきバッパもまた観劇に行きたいと思っています。
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