こんにちは!まきバッパです。
京都劇場まで「ノートルダムの鐘」を観劇に行ってきました。
新しいカジモド役の方が見られるので楽しみにしています。
早速、感想を書いていこうと思います。
ノートルダムの鐘 2019年8月21日 京都劇場
キャスト
感想
カジモド 寺元健一郎
5番目のカジモドになられた寺元健一郎さんを拝見しました。とっても良い評判を聞いていたので、楽しみにしていました。
カジモドは、フロローに外に出ればひどい目に会うと教えられています。このときの寺元カジモドは、フロローには逆らえない、自分に自信が持てない弱いカジモドです。
この場面で歌う「陽ざしの中で」は、最初フロローに、ここで住んでいることが安全だから、ずっと守ってやると言われます。その後、カジモドが歌う「陽ざしの中で」では、一日で良いから町で暮らせたらと、カジモドの気持ちを歌って、町に出る決心をします。カジモドは少し勇気を持って町に出る決心をするのです。寺元さんの「陽ざしの中で」はカジモドが元気になっていく様子がとってもよく分かるように感じました。
しかし、祭りでひどい目にあって、また自信をなくしていたカジモドでしたが、エスメラルダが訪ねてきて、エスメラルダの優しさに触れたときに、また少し自信を取り戻します。エスメラルダとの「世界の頂上で」の場面では、寺元カジモドはとっても嬉しそうで楽しそうでした。その後、カジモドがソロで歌う「天国の光」はとってもカジモドの気持ちがよく伝わって、すごく良いなと思いました。
フロローに騙されて結果的にエスメラルダを捕らえる手伝いをしてしまったカジモドは絶望して「石になろう」を歌います。自分が行動したことで悪い結果になってしまったのでもう石になったほうが良いと思うのですね!カジモドの絶望感がよく出ていてとっても迫力ある歌唱でした。
寺元さんのカジモドは歌も演技もとっても素晴らしかったと思います。
フロロー 野中万寿夫
野中万寿夫さんのフロローは本当におそろしい人です。エスメラルダへの執着がすごくて、自分の心が惑わされるのは、ジプシーであるエスメラルダが悪いのだと、思っています。
ストーカー状態で、2階からエスメラルダとフィーバスを見ている場面では、「・・・目が離せない~~」などと歌うので、めちゃくちゃ面白くて、毎回笑ってしまうのです。
「地獄の炎」の場面はフロローの狂気を表しているのですが、野中さんのフロローはすごいなって思うのです。
野中さんの熱演で今回もすごいフロローが見れて良かったと思います。
エスメラルダ 岡村美南
岡村美南さんは、格好良いエスメラルダですね!歌は勿論ですが、ジプシーダンスも素晴らしくて感心してしまいます。
好きなのはカジモドとの「世界の頂上で」の場面で、エスメラルダの優しい人柄が表されていて感動します。差別を受けてきたカジモドの気持ちをいたわる良い場面です。
岡村エスメラルダの歌はどの歌も素敵で大好きなのですが、一番好きなのはフィーバスと歌う「いつか」です。歌詞が素晴らしくて、それを歌う岡村さんもすごくて、感心して聞き入ってしまいます。
岡村美南さんのエスメラルダは、素晴らしくて良かったです。
フィーバス 清水大星
歌がすごくて素晴らしかったです。いつもながらビジュアルは、ハンサムなフィーバスにピッタリハマっていて素敵でした。
そして、岡村さんとのデュエットの「いつか」は、一段とグレードアップしていて、すごいなと思いました。めちゃくちゃ良かったです。
清水大星さんのフィーバスは良かったです。
クロパン 阿部よしつぐ
クロパンの声で「ノートルダムの鐘」が始まりますが、いつ聞いても素敵な声です。
祭りのときはジプシーの親方なので、祭りを取り仕切っていますが、エスメラルダがピンチのときは、手品を使って助けてあげる、とっても頼りになる人です。(この手品のことをフロローは「黒魔術」だと勘違いしているのですね!)
奇跡御殿の場面では、カジモドとフィーバスを捕まえて処刑にしようとします。その時歌う「奇跡御殿」の歌は、こわい内容なのに、阿部クロパンはユーモラスに楽しそうに歌っています。阿部よしつぐさんのクロパンは、とっても良かったと思います。
まとめ
アンサンブルの人は、本当に大活躍で衣装を脱いだり着たりで大忙しでした。いろんな人物に一瞬でなってしまうという早業です。いつも感心して見てしまいますが、歌もダンスもすごくて素晴らしいです。
反対にクワイアの人たちは、壁側の定位置にいて、場面場面で重厚な響きのコーラスを聞かせてくれています。
クワイアの中に高井治さんがいるので探したところ、見つけることができました。カーテンコールのときに、全身を見ることができたので良かったです。
重厚な音楽と歌で本当に濃密な時間を持ちことができたのですごく満足でした。