こんにちは!まきバッパです。
お庭を華やかにしてくれる「オステオスペルマム」の育て方を書いていきたいと思います。
シックな色合いでお庭のメインに相応しい素敵な花です。
オステオスペルマム:育て方
キク科キク亜科キンセンカ連オステオスペルマム属
多年草
原産地:熱帯アフリカ
テオスペルマム:種類
1.テオスペルマム・フルティコサム:南アフリカ南ケープナタール原産:園芸品種の元となった原種の一つ
2.パッション・ミックス:実生系(種から育てる系統)の園芸品種
3.「ピクニック」シリーズ:夜間にも花が閉じにくい:分枝性がよくコンパクトに育つ
4「.シンフォニー」シリーズ:ディモルフォセカとの交雑で誕生した:開花期が長い:明るい黄色やオレンジ色の花が特徴
*テオスペルマムは昔はディモルフォセカの種類と考えられていましたが、最近では形態の違いが分かり独立した属になっています。
*テオスペルマムとディモルフォセカとの違いはディモルフォセカは舌状花、管状花の両方に受粉して種を作るのに対してテオスペルマムは舌状花のみが種を作る。
舌状花:花びらのこと:花びら1枚1枚は独立した花
管状花:花の中心の丸い部分
テオスペルマム:日常の手入れ
開花期:2月中旬~6月中旬
植え替え:5月中旬~6月中旬
テオスペルマム:花柄摘み
開花期間中は花が終わったらすぐに花茎の下から枯れた花を摘みます。ほっておくと見た目が悪いことと花が弱ってしまうというデメリットがありますので毎日よく見て花柄摘みを実行してください。
シーズン中は綺麗な花を長期に咲かせてくれます。
テオスペルマム:切り戻し
お花が咲き終わったら切り戻しをしてください。株全体を3分の1ほど切り戻して風通しを良くして新芽が出やすくなるようにしてあげます。
そのままにしておくと茎が伸びすぎてだらしなくなってしまいますので必ず切り戻しをしてあげてください。
テオスペルマム:日当たり
日当たりの良い環境で良く育ちますが真夏は風通しの良い半日陰で育てるのがベストです。
梅雨の時期は高温多湿を嫌いますので長雨には当てないようにしてください。
冬は寒さに強いので凍結や霜は要注意ですが-5度までは耐えてくれます。庭植えの場合は少し霜よけをしてあげてください。
テオスペルマム:用土
水はけの良い土が適しています。
1.草花用培養土に植える。
2.赤玉土7+腐葉土3の割合で混ぜた土に植える。
テオスペルマム:肥料
春と秋に液体肥料を10日に1回程度与えます。
*冬はあまり成長しませんから肥料はいらないですし夏は暑いので株が弱っていますので与えません。
テオスペルマム:水やり
夏:土が乾いたらたっぷりと水を与えます。しかし多湿には弱いので水のやり過ぎには注意が必要です。
冬:水やりの頻度は少ない目にします。土の表面が乾いていても中が湿っている場合もあるので割り箸など土の中に差し込んで湿り具合を観察してください。冬は成長が緩慢なのでやり過ぎに注意です。
テオスペルマム:植え替え
鉢植えの場合は花が終わったら梅雨の前に株を3分の1ほど切り戻して古い土を半分ぐらい落として新しい土で植え替えます。
植え替えしておくと毎年花が楽しめますので是非植え替えをしてあげてください。
テオスペルマム:増やし方
挿し木
時期:5月、6月、9月が適期:真冬と真夏以外は可能です。
挿し木の手順
1.茎を5~6センチのところで水中で斜めカットする
2.30分間水につけて水揚げをする
3.用土に挿す(発根促進剤をつけると良く育ちます)
種まき
時期:9月中旬から10月に行う
1.育苗箱に蒔いて育てる
2.本葉が2.3枚に成長したら育苗ポットに植え替える
3.春になったら植木鉢などに植え替える(用土:赤玉土6+腐葉土3+パーライト1)
4.プランターに植え替えるときは株と株の間を30cmほど開けて植える。
テオスペルマム:病害虫
アブラムシ
*1年中新芽にアブラムシが発生します。
*牛乳を薄めた液体を吹きかけて窒息させる方法でアブラムシ退治が出来ます(アブラムシに吹きかけたあと5~10分で窒息してしまいますので、そのあとは水を吹きかけて洗い流してください)
*薬を使う場合はオルトラン液剤が有効です。
テオスペルマム:まとめ
テオスペルマムは多年草でこまめに世話をしてあげると長いあいだ華やかに咲いてくれる可愛い花です。
たくさんの色や種類があるので好きな色などを選んで庭植えなどするといいと思います。高温多湿が苦手なので梅雨や夏のあいだは気をつけて管理をしないといけません。
挿し木などで簡単に増やせますのでまだ植えていない方は挑戦してみてください。