こんにちは!まきバッパです。
「脳梗塞」を発症する人は、まきバッパの周りでもたくさん起きています。
脳の血管がつまるということは、どういうことが原因なのでしょうか?
早速、書いていきたいと思います。
脳梗塞
脳梗塞の原因
脳梗塞とはどんな病気?
脳卒中のうち、脳の血管が詰まるのを「脳梗塞」と呼びます(動脈硬化によって起こるものと、心臓に原因があって起こるものに大別される)
動脈硬化で起こる脳梗塞
ラクナ梗塞
ラクナとはラテン語で小さな穴の意味で、脳の奥の細い血管が詰まるタイプです(脳梗塞が細い血管で壊死する範囲が狭いので、比較的軽い脳梗塞です)
*症状が軽いために、気づかないことがあり、複数のラクナ梗塞が起こって脳が傷害され「認知症」につながるため、注意が必要です。
アテローム血栓性脳梗塞
脳の太い血管に動脈硬化が起きて血管が詰まるタイプです(脳細胞の壊死する範囲が広くなります。症状は軽いものから重いものまで様々です)
心臓に原因があって起こる脳梗塞
心臓でできた血栓が脳の血管に詰まって起きるタイプです。心原性脳塞栓症と呼ばれます
心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)
心臓に血栓ができる原因は心房細動(しんぼうさいどう)です。
心房細動:心臓の上部にある心房(全身と肺から血液がはいってくる)が、1分間に400~600回ほど細かく震える不整脈です。
*心房細動が起こると、心房内の血液がよどみ固まりやすくなって血栓ができる>>血栓が血流に乗って脳の血管まで運ばれ詰まる>>脳梗塞が起きる
心原性脳塞栓症の特徴
1.重症化しやすい(心臓で作られる血栓は大きいため、脳の太い血管を詰まらせてしまい、脳の広い範囲が障害されます)
2.突然に起こる(心臓から運ばれてきた血栓が、突然太い血管を詰まらせます)
3.死亡率が高くて、寝たきりにつながることも多い(ノックアウト型脳梗塞とも呼ばれる)
*心房細動は高齢者に多く発生するため、高齢化社会で「心原性脳梗塞」は増えていく傾向です。
脳梗塞の予防
生活習慣を改善する
1.高血圧や糖尿病などがあれば治療する
2.禁煙する
3.大量の飲酒をしない
4.塩分、脂質の多い食事を控る
5.適度な運動を行う
*どのタイプの脳梗塞も基盤のは「動脈硬化」があります。動脈硬化につながる高血圧や糖尿病の治療を行い、飲酒や喫煙など生活習慣を改善します。
心房細動を見つけて治療する
不整脈を見つける
定期的に脈を測り脈に乱れがないかどうか確認する。
脈の測り方
手のひらを上に向ける>>手首のシワの位置に、もう片方の薬指は来るように、人差し指、中指、薬指の3本の指を当てる>>30秒間ほど触れて、脈のリズムに乱れはないか確認をする
正しい脈のリズム:ドク・ドク・ドク・ドク・・・・
不規則な脈のリズム:ドッドドッ・ドク・ドク・ドク・・・など
*心原性脳梗塞症となる「心房細動」という不整脈をみつけ、治療することが大事です。すぐにかかりつけ医に相談して適切な治療を行いましょう。
脳梗塞の原因と予防:まとめ
脳梗塞は脳の血管に血栓が詰まって起こる病気です。細い血管に詰まった場合は気がつかない場合もあり、それが原因で認知症になるということもあります。
心臓の病気で血栓ができると、突然脳の方に飛んで、脳の血管をつまらせて大変なことになってしまい、最悪死亡する場合もあります。
日頃から脈を測って、不整脈はないかどうかを観察して、もし不整脈があったら、かかりつけ医に相談して、適切な治療を行いましょう。
参考資料:NHKきょうの健康2018年5月号