こんにちは!まきバッパです。
「認知症」の方の気持ちに沿った家族の接し方は、どうすれば良いのでしょうか?
「認知症」になった方は、自分はどうなってしまったのだろうかと、不安を感じているはずです。家族の方が理解して接してあげることが大事です。
早速、その対策を書いていこうと思います。
[認知症] 家族の接し方(本人視点のケアを考える)
1.安心感を与える
本人はついさっきしていたことなどを忘れてしまい、不安に思っています。
そのときは優しく「さっきはこうしていましたよ!」って、優しく教えてあげるのが良いのです。そのことで忘れていたという不安から、解放され安心します。
2.幻覚を見たときは、頭ごなしに否定しない
幻覚なので、家族の人は見えていません。しかし本人には見えているので、否定しないで話を聞いてあげます。
そんなことは違うとか言ってしまうと、本人は傷つきますので、よく聞いてあげることが肝心です。
3.失敗してもそのことを責めない
誰でも失敗を繰り返してしまうと、自信を失って落ち込んでしまいます。ましてや本人は、自分がどうなったのだろうと不安を感じているので、責めるのではなく、温かくフォローしてあげます。
反対に上手く出来たときは、しっかり褒めて自信をつけるようにしてあげます。
4.「こうしたら良いのに」といったような「指導」「注意」をしない
認知症の方は、指導をされてもうまくできません。うまくできなかったということが心に残って、本人がつらい思いをするので、指導や注意は控るようにします。
5.「プライドを傷つける」ことはしない
認知機能は低下していますが「プライド」は失われていません。子供に言うように接したりすることは、本人のプライドを傷つけます。
プライドを傷つけないように注意をするとともに、敬意を持って接することが大切です。
6.正面から顔をみて話しかける
認知症になると注意の及ぶ範囲が狭くなります。話しかけるときは、本人の顔を見て正面から笑顔で話しかけます。言葉は1語ずつ区切って話すと、本人が理解しやすくなります。
[認知症] 家族の接し方(本人視点のケア)まとめ
家族は「認知症」になってしまうと「何もわからなくなる」と考えてしまいます。しかし認知症になっても、感情やプライドなどはそのまま残っています。
認知症になった人の気持ちを考えて、プライドを傷つけない接し方をすることや、失敗しても責めないで、うまくフォローしてあげることが必要になります。
認知症になった本人が一番不安に思っているのですから、家族はそのことを頭に入れておいて、優しく接してあげてください。
参考資料:NHKきょうの健康2017年8月号