こんにちは!まきバッパです。
あじさいのお花っていろんな種類があって美しい花です。梅雨の時期にの憂鬱な気分を変えてくれる素敵なお花です。
まきバッパは大好きなお花の一つなのです。
母の植えたあじさいが何代目かになると思うのですが続いています。そのあじさいのお花の育て方を書いていきたいと思います。
あじさいの育て方
ユキノシタ(アジサイ)科
原産地:熱帯アジア
開花期:5月~7月
*アジア、北アメリカに約40種類の分布する低木で日本には約10種類があります。
日常の手入れ
あじさいは得には剪定をしなくても良いのですがそのままにしておくとどんどん大きく育ってしまい庭のスペースをとってしまいます。お花の位置も上の方になって鑑賞するのに不都合になります。
ちょうど良い位置に花を咲かせるためにも剪定を行います。
剪定の仕方
1.花の咲いていた枝は切りとります。
2.今年咲いていなかった枝を残します。
全体を小さくする剪定
1.全ての枝を株近くで切り落とします。
剪定の注意点
1.翌年咲く花芽は10月頃には完成をしています(花の準備が整っていて春に芽を出して花を咲かせます)
2.9月中旬以降に枝を大きく切り戻すと翌年の花芽ごと枝を切り落とすことになります。(どうしてもという時は葉の付け根にふっくらとした花芽が確認できるようになってからします)
花芽の形成
1.今年伸びた新しい枝には花芽は付けない。
2.昨年伸びた枝の葉の付け根に花芽を付ける。
3.今年伸びた枝に花芽が付くのは翌年の秋です。
4.あじさいは気温18℃以下になると花芽が作られる。
5.高温時期には葉芽が作られる。
日当たり
1.半日陰で良く育ちます。
2.西日の当たる場所では葉が日焼けして傷んでしまいます。
3.紅色などのあじさいは日照不足になると色が付かず白っぽい花になってしまします。
置き場所
あじさいは水を好みますが土壌だけではなくて空気中の湿度も当てはまります。あまり空気が乾燥する場所ではよく育たないです。
水やり
1.水をとっても欲しがる花なので乾燥すると生育がてきめんに悪くなります。
2.地植えで適湿地に植えている場合は真夏を除いては自然の雨だけで生育します。
3.日当たりが良くて乾きやすい場所の場合は株の周りに敷き藁などを敷いてやって乾きすぎるのを防ぎます。
4.水はけの良いことも大切でジメジメした水はけの悪いところは適していません。
鉢植えの水やり
1.鉢植えの場合は地植えの場合より乾きやすいので土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
2.夏は特に乾きやすくて要注意です。気をつけないと枯れてしまうことがあります。
肥料
肥料は冬と夏~初秋の2回行います。
冬のあいだに与える肥料
1.油かす+骨粉を混ぜたものを株元に与えます。
2.春に新しい葉を広げ花を咲かせるまでを支える肥料ですのでゆっくり長く効くタイプの肥料を与えるのです。
夏~初秋に与える肥料
1.即効性の化成肥料もしくは10日に1度液体肥料を与えます。
2.秋は花芽ができるまでの短い期間で成長させるので即効性のものを与えるのです。
用土
1.水はけのよい土を好みます。
2.赤玉土6:鹿沼土3:ピートモス1の割合で混ぜた土を使います。
3.あじさいは弱酸性の土地を好み、本来の花色は青や青紫色です。
4.アルカリ性の土質ではピンク色や紅色になります。
植え替え、植え付け
庭植えは植え替えは必要ありません。
鉢植えの植え替え
鉢植えの場合は根が詰まって根詰まりするので1年に1回は花が終わった7月下旬に行います。
苗の植え付け
1.休眠期の冬に苗を植え付けます。
2.寒冷地では寒さを避けて3~4月に植え付けを行います。
増やし方
挿し木で増やせます。
6月上旬ごろが適期です。
1.花の咲いていない枝を2~3節ごとに切ります。
2.土に挿す部分の葉を取り除き砂などを入れた鉢に挿します。
3.1ヶ月ぐらいで根が出てきますのでそれまでは半日陰の場所で管理します。
かかりやすい病害虫
病気:腐敗病
害虫:ダニ類 アブラムシ
まとめ
1.剪定の切り戻しは花芽などに注意して行うこと。
2.花の後の剪定は切りすぎないこと。切りすぎると次の年の花は咲かなくなります。
3.植え替えは鉢植えの場合は花後に行うこと。
4.株元を乾燥させないように注意する。
あじさいの花のこと
あじさいの花は両性花(完全花)と装飾花(不完全花 中性花)の2種類があります。
両性花
両性花は生殖能力のある花の本体で雄しべと雌しべを持っています。
開花してもあまり目立たない。
装飾花
装飾花は大きな花びら(萼)をもっています。
雄しべや雌しべは退化してありませんので実を結ぶことはありません。
土壌の酸度
アルカリ性:あじさいの花色が赤い色になります。
酸性:あじさいの花色が青くなる。
西洋アジサイは酸度の調整によって花色を変化させ鉢花として利用されていますが山アジサイなどは酸度の影響で花色が変わることはありません。
あじさいの花の由来
あじさいの名前は藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化して「あじさい」になったとされています。
あじさいの種類
1.ガクアジサイ
日本に広く分布している。
両性花の周りに装飾花を咲かせることで額縁に見立てたものです。
あじさいの仲間の花姿は「ガクアジサイ」が基本タイプとなります。
2.アジサイ
両性花がすべて装飾花に変化したガクアジサイの1タイプと言われています。
日本では古くから親しまれており狭い意味でのあじさいと言えばこの種を指します。
「ホンアジサイ」と呼ばれることもあります。
3.ヤマアジサイ
ガクアジサイを小ぶりにした花姿をしています。
素朴で野生的な花で多くの品種があります。
ヤマアジサイの代表品種に「シチダンカ」があります。
4.アメリカノリノキ
北アメリカに分布している。
園芸い品種の「アナベル」は球状固まったボリュームのある白花を咲かせます。
5.ノリウツギ
あじさいの中でも高性で樹高は5m近くになります。
円錐状の花穂から「ピラミッドアジサイ」と呼ばれます。
花色は白でこの品種の「ミナヅキ」は大きな花穂が美しく樹皮からはネバネバした樹液がとれ和紙のつなぎとして使われています。
6.カシワバアジサイ
北アメリカ原産で葉が落葉樹の「カシワ」に似ているところからこの名前がつきました。
花は白色で円錐状に咲きます。
7.タマアジサイ
日本に自生して種です。
つぼみがまん丸で玉のように見えるのでこの名前があります。
8.西洋アジサイ
日本に自生しているあじさいが中国経由でヨーロッパに渡りそこで品種改良されました。
日本に逆輸入されたものの総称です。
花色が豊富で鉢花で扱われるあじさいの主流となっています。
いろんな品種があり装飾花だけの品種や両方の花を咲かせる品種もあります。
この種類を「ハイドランジア」の名で呼ばれることもあります。
このほかの関連記事はこちらから
[amazonjs asin="B0027WPD7O" locale="JP" title="ハイポネックス 原液 800ml"]