こんにちは!まきバッパです。
大阪でもメリー・ポピンズの公演が始まりました。
とっても楽しみにしていましたので早速初日の昼公演に行ってきました。
2018年5月19日 メリー・ポピンズ 初日 昼公演 梅田芸術劇場
キャスト
メリー・ポピンズ:平原綾香
バート:柿澤勇斗
ジョージバンクス:駒田一
ウィニフレッド・バンクス:三森千愛
バードウーマン:ミス・アンドリュー:島田歌穂
ブーム提督:頭取:パパイヤ鈴木
ミセス・ブリル:久保田磨希
ロバートソン・アイ:小野田龍之介
ジェーンバンクス:浅沼みう
マイケルバンクス:坂野佑斗
ノースブルック:石川剛
ミセス・コリー:エリアンナ
ケイティ・ナナ:小島亜莉沙
ヴォン・ハスラー:丹宗立峰
ネーレウス:長澤風海
ミス・ラーク:般若愛実
アンサンブル
青山郁代
五十嵐耕司
風間無限
工藤彩
工藤広夢
熊沢沙穂
斉藤准一朗
高田実耶
高瀬育海
照井祐隆
中西彩加
華花
樋口祥久
藤岡義樹
三井総
お話
1910年ロンドンのチェリーツリーレーンに住むバンクス家のお話です。バンクス家の姉弟はいたずら好きなジェーンとマイケルですが、余りのいたずらぶりに子守がすぐに怒って辞めてしまいます。
そこへ子供たちが書いた子守募集を見てメリー・ポピンズが風に乗って現れます。
まだ新聞広告に出していないのに不思議がるバンクス夫妻ですがとりあえずメリー・ポピンズに頼むことにしました。
散らかっている子供部屋を魔法で片付けたり何も入っていないと思われるカバンから植木鉢や帽子たてをだして子供たちをびっくりさせたりします。
苦いお薬もメリー・ポピンズに飲ませてもらうと美味しいイチゴ味になったりして大喜びです。
公園に散歩に出かけてバートに会って公演の不思議なお店や踊る銅像などに出会います。
メリー・ポピンズは父親であるジョージの務める銀行へジェーンとマイケルを連れて行って父親の仕事ぶりを見せます。
ジョージは銀行員で貸付係をしています。2人の貸付を任されますが儲け話をした方を断って従業員を大切にしている工場の人に融資をします。
そのことでジョージは銀行から自宅待機を命じられてピンチになってしまいます。
父親のジョージは厳しい子守のミス・アンドリューに育てられ夢を持つことを諦めて大人になったかわいそうな人なのです。
メリー・ポピンズが辞めたあとにミス・アンドリューが子守としてやってきます。
厳しい指導で子供にはマズイ薬を飲まして言うことを効かせるのが1番だと考えています。
父親のジョージはミス・アンドリューを見た途端に家から逃げ出してしまいます。
そこへメリー・ポピンズが帰ってきてミス・アンドリューを追い出してくれます。ジョージも帰ってきて銀行へ呼ばれて出ていきます。
銀行をクビになると覚悟をしてきたジョージでしたが反対に銀行にとっても利益をもたらしてくれたと感謝されます。
従業員を大切にしている工場の人が成功して次々工場を増やしているのです。
反対に儲け話に融資をしたライバル銀行は大損してしまったということです。
お給料もたくさん貰えるようなり、今度は家族を中心に暮らして行くという決心をしたジョージです。
こうしてバンクス家の問題が解決したメリー・ポピンズは季節風に乗って次の場所へと向かうのでした。
終わり
感想(1)
メリー・ポピンズ:平原綾香
平原綾香さんのメリー・ポピンズはとっても優しくて歌がとっても上手な家庭教師でした。
いたずらな姉弟を公園に連れて行ってバートに合わせて言葉のお店に連れて行ってもらいます。
そのお店で売れ残った言葉を全部買ってあの楽しい「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の歌になるのですね。
この場面はとっても楽しくてお客さんは手拍子をして一緒に楽しみました。
平原綾香は歌だけではなくダンスもとても上手で本当に軽々踊っているようでした。
聞く所によるとオーデションは長期にわたってされてきたことや姿勢や手の角度などすみずみまで決められているなど聞いていて大変な役だな~と思いました。
メリー・ポピンズは風に乗って空を飛んできます。
フライイングも重要なことでそれも軽々風に本当に乗って飛んでいるように見えました。
煙突掃除のタップダンスも本当に壮観でとっても楽しめました。
平原綾香さんのタップダンスも素晴らしいなと思いました。歌ももちろんですが平原綾香さんのメリー・ポピンズはビジュアルもぴったりだなと思いました。美しいハイトーンは最高に良かったです。
バードウーマン:ミス・アンドリュー:島田歌穂
島田歌穂さんのバードウーマンとミス・アンドリューは本当に見事に真逆の役です。
バードウーマンの時は優しさを前面に出して鳩を可愛がる鳩の餌を売っているおばあさんです。
とっても優しい歌声で姉弟たちに動物を可愛がることを教えています。
しかしその反対にミス・アンドリューは本当に子供たちに恐怖を植え付けて支配しようとする恐ろしい子守のおばあさんです。
怖い恐ろしい薬を飲ませます。
姉弟たちの父親のジョージもこの子守に育てられて夢を持つことも捨ててしまったかわいそうな大人なのです。
島田歌穂さんの怪演技のおかげでとっても盛り上がりメリー・ポピンズに追い出されるところはとっても痛快でした。
歌は「2ペンスを鳩に」などやさしい歌声で聞かせてくれました。本当に良かったです。
ジョージバンクス:駒田一
とっても厳格で厳しいお父さんです。いつも銀行の仕事のことばかり考えて家でも子供達と遊んであげることはありません。
駒田さんのジョージは厳しい子守が育てたせいで子守は厳しくなければいけないと思っています。
メリー・ポピンズのことは気に入っていません。しかしミス・アンドリューに育てられたせいで夢を捨てて銀行のことばかりを大事に思っている人です。
しかし融資の失敗で家で謹慎させられて何もかも失ったと絶望しているのですが、本当は自分の融資をした人が成功をして銀行にたくさんの利益を生んでくれました。
その融資を決める商談のときに子供達とメリー・ポピンズが銀行に来ていました。
その時にメリー・ポピンズが魔法をかけてどちらに融資をするのが良いかを教えた?のですね。
駒田さんの歌もとっても素敵で良かったと思いました。家族を大事にするお父さんになって良かったです。
ウィニフレッド・バンクス:三森千愛
優しくて聡明な母親ですね。
子供には子守を雇いますがすぐに辞めてしまいます。
メリー・ポピンズのことは気に入ってホッとしているようです。家の切り盛りに大変ですがメリー・ポピンズが辞めたあとにジョージの子守を探し出してきてもらうことにしたのですがそのことでジョージが家出をしてしまいます。
ミス・アンドリューが恐ろしい子守だとは知らなかったのですね。でもメリー・ポピンズが帰ってきて解決しますので良かったです。
ウィニフレッドの三森千愛さんは優しくて美しいお母さんで良かったと思います。歌もとっても良かったです。
ミセス・ブリル:久保田磨希
めちゃくちゃ似合っているミセス・ブリルの久保田磨希さんです。
意地悪ですが仕事はできるのでロバートソン・アイのドジさ加減が許せないので意地悪をしているのです。
ロバートソン・アイに何も頼めないのでイライラは募るばかりでメリー・ポピンズのことも気に入っていません。
でもメリー・ポピンズに台所を魔法で直してもらったりお料理をしてもらったりします。
こういう少し意地悪で仕事ができる家政婦の役は久保田磨希さんにピッタリだったと思います。
歌も上手でとっても良かったです。
ロバートソン・アイ:小野田龍之介
とっても役立たずのロバートソン・アイの小野田龍之介さんです。
何をしても失敗するのでミセス・ブリルに意地悪をされていますね。
頼み込んで手伝った料理も失敗してしまいますがメリー・ポピンズの魔法で助けられます。
バンクス家の花瓶を掃除するときも思いっきりミセス・ブリルに脅されて緊張しながら掃除をします。
可哀想なのですがとっても笑えるキャラクターで小野田龍之介さんは熱演していたと思いました。良かったです。