こんにちは!まきバッパです。
小さなお花のすずらんは、4月から咲き始める春の訪れを、知らせてくれる花です。
可愛い小さなお花を、上手に咲かせるにはどうしたら良いのでしょうか?
早速、書いていこうと思います。
スズラン
スズラン:概要
スズラン科 スズラン属 多年草 草花 山野草
原産地:ヨーロッパ 東アジア 北アジア
開花期:4月~5月
花色:白 ピンク
特性:耐寒性があり、日陰でも育つ。香りがある。
*スズランは春の訪れを告げる、代表的な花です。よく栽培をされているのは、ドイツスズランで日本のすずらんより大ぶりで丈夫です。ドイツスズランは香りが強く、鉢花やポット苗で流通しています。
日本原産のスズランは、本州中部以北や朝鮮半島や中国に分布しています。葉に隠れるようにひっそりと咲き、山野草として扱われます。高温多湿に弱くてやや育てにくく、流通も多くありません。
スズランは全草に毒を持っていますので(特に花と根)取り扱いに注意が必要です。
スズラン:種類
1.スズラン:本州中部以北、北海道の山地や高原に自生する。葉が細く、花は葉より低い位置で葉に隠れて咲く。
2.ドイツスズラン:長さが15~20cmの幅広い葉を持ち、花は葉と同じぐらいの高さまで伸びて、釣鐘型の花を下向きに咲かせる。匂いが良く香水にも利用される。
3.ピンクスズラン:ドイツスズランの園芸品種で淡いピンク紫色の花を咲かせる。ドイツスズランより小ぶりで性質は丈夫である。
スズランの育て方
スズラン:季節・日常の手入れ
花柄摘み:花が咲き終わったら、花径を付け根で切り取ります。
スズラン:日当たり
夏に半日陰になる、落葉樹の下などに植えます。
スズラン:環境
水はけのよい土壌を好みます(腐葉土や堆肥などの有機物を良く施して置きます)
スズラン:水やり
鉢植え:土が乾いたらたっぷりと与えます。
庭植え:湿り気のある場所なら、あまり水を必要としませんが、乾きやすい場所の場合は、土が乾いたら、水を与えます。
スズラン:肥料
植え付け時に緩効性化成肥料を施します>>花後に追肥として緩効性化成肥料か液体肥料を施します
スズラン:用土
水はけ、通気性、適度な保水性のある土が適しています。
*赤玉土(小粒)6+腐葉土3+軽石1の割合で配合した土を使う(日本のスズランの場合は軽石をもう少し増やして配合をします)
スズラン:植え付け・植え替え
*スズランは苗を買って植え付けます(スズランは種から花が付くまでに時間がかかるのと、種が売っていないことが多いからです)
*苗を10月上旬から12月上旬、又は4月上旬から5月上旬に、植え付けを行います(ポット苗を取り出して、鉢か庭に、株元が隠れるぐらいの浅植えにします)
スズラン:増やし方
株分けで増やせます。
株分け:10月中旬から11月下旬、又は3月頃に、地下茎を4~5芽くらいに切って、株分けします。
放任して置くと、株がどんどん混み合ってくるので、庭植えの場合は、4年ぐらいの目安で株分けを行ってください(鉢植えの場合は2~3年が目安です)
*株分けの時の注意点:葉芽と花芽をよく見て、花芽を切らないように気をつけてください。
花芽の特徴:やや丸みがある。 葉芽の特徴:尖っている。
スズラン:まとめ
庭植えや鉢植えに適しているスズランは、ドイツスズランとピンクスズランです。
日本のスズランは、高温多湿が苦手で育てにくいという特徴があり、あまり流通していません。
スズランは耐寒性に優れていますが、やや耐暑性が弱くて夏には半日陰になる落葉樹の下などに植えるのが適しています。10月から11月に植え付けて春には花を咲かせます。
気をつけることは、スズランの葉や花、根に毒があります。スズランを触ったら、必ず手を洗うようにしてください。
ドイツスズランは寒さに強くて育てやすいので、是非、挑戦してみてください。