こんにちは!まきバッパです。
夏前に可愛らしく咲いてくれる「西洋オダマキ」ですが、どうすれば、綺麗に咲かせることが、できるのでしょうか?
早速、書いていこうと思います。
西洋オダマキ
西洋オダマキ:概要
キンポウゲ科 オダマキ属 多年草 草花
その他の名前:セイヨウオダマキ
原産地:北米大陸 ユーラシア
開花期:5月~6月
花色:白 ピンク 赤 オレンジ 黄 青 紫 茶 黒
耐寒性:強い
耐暑性:普通
特徴:落葉性 耐寒性が強い 日陰でも育つ 初心者でも育てやすい
*日本の西洋オダマキは、ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリスと北米産の大輪の花を咲かせる数種の交配種です。
オダマキの仲間は、元々雑種を作りやすい性質を持っています。それらは国内で、個々の品種を明記せずに、流通しています。いずれも丈夫な宿根草で高さは30cm~50cmになり、真っ直ぐに伸びた茎に、4cm~5cmの花を多数咲かせ。葉は根元にまとまって付きます。
西洋オダマキ:育て方
西洋オダマキ:季節・日常の手入れ
花がら摘み 花茎切り
タネを取らない場合は、大部分の花が咲き終わった段階で、花茎を切り取ります。そのときは、株元の葉を残しておきます。
タネの採取
6月~7月に果実が熟して開いた状態で、タネを採取します(複数種のオダマキの仲間を栽培をしている場合は、雑種ができやすい性質のため、タネとり用の親株を隔離しておきます)
西洋オダマキ:日当たり・環境
午前中は日なたで、午後は明るい日陰になる場所で栽培します。7月から9月上旬は30~40%の遮光下に置いて、葉焼けや高温障害になるのを防ぎます。
冬は北風の当たらない場所におきます。庭植えの場合は10cm~20cmぐらい盛土した上に植えます。
西洋オダマキ:水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら、十分に水を与えます。庭植えの場合は乾燥が続く場合以外は、水やりは必要ありません。
西洋オダマキ:肥料
元肥として、リン酸とカリウムが多めに緩効性化成肥料を施しておきます(4号鉢で3つまみほど)
3月~9月は週1回程度、液体肥料を与えます。(夏の期間は「3000倍」ぐらいに薄めてください)
西洋オダマキ:用土
水はけの良い土を使用します。
鉢植えの場合:赤玉土小粒7+腐葉土3の割合で配合した土、または市販の草花用培養土を使用します。
庭植えの場合:腐葉土を混ぜ込んでおき、10~20cm盛土してから植え付けます。
西洋オダマキ:植え付け・植え替え
植え付け
2月~3月、9月~10月が適期です。
西洋オダマキは1本の根を垂直に生やす、直根性の植物です。根を傷つけると枯れてしまいますので。根についた土は崩さずに植え付けます。
鉢植えの場合は、苗より一回り大きい鉢に植え付けます。庭植えの場合は、苗より一回り大きい、植え穴を掘って植え付けます。
植え替え
鉢植えの場合は、毎年、または2年に1回、植え替えを行います。適期は2月~3月上旬の芽が出る前です。植え替えの際には、太いゴボウ状の根を痛めないように気をつけて、一回り大きい鉢に植え替えてください。
西洋オダマキ:増やし方
タネ蒔き
6月~7月に採取したタネを、冷蔵庫で保管して、次の年の4月~6月、9月~10月に蒔きます。
手順
育苗箱に赤玉土小粒を入れます>>タネが重ならないように蒔きます>>土はかぶせないで、乾燥しないように、マメに水やりをします>>2~4週間で発芽しますので、育ったのを見計らって、鉢や庭植えにします。
西洋オダマキ:病害虫
病気:うどんこ病
主に、夏前に発生します。葉の表面に白っぽい粉が付く前に、葉を切って処分します。
害虫:ヨトウムシ ハダニ アブラムシ
ヨトウムシは夜中に現れて、葉や若いつぼみを食べてしまいます。5月頃と9月頃、春秋に発生します。ハダニは暑くなる夏に発生します。
西洋オダマキ:まとめ
西洋オダマキは雑種を作りやすいので、タネを取る親木は隔離しておきます。根は垂直に伸びてごぼう状になりますので、植え付けや植え替えの時に、根を傷つけないように注意をしなければいけません。
タネを蒔いて株を作り、増やすことができます。初心者にも育てやすい、色彩豊かな花ですので、是非植えてみてください。