当サイトのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています

真田十勇士千秋楽感想 加藤和樹の霧隠才蔵はめちゃカッコ良かった

大ホールの入口

真田十勇士千秋楽感想 加藤和樹の霧隠才蔵はめちゃカッコ良かった

幕開けは壮大な和太鼓のソロ演奏で始まりました。

そして、1人ずつの紹介がありました。役名と俳優さんが紹介されると、この人がこの役をしているんだと良く分かります。演出の方は本当に良く考えられているなと思いました。

至る場面での映像や大事な時の和太鼓の音が場面を引き締めているなと感じました。

 

感想

1、霧隠才蔵の加藤和樹

才蔵はとってもハンサムでカッコ良かった。頭も良くて物事をしっかり見て判断が出来る。出来る男なんですね。

猿飛との関係性も本当のところは仲が良いのではと思ってしまうのです。才蔵はハンサムでその対極に猿飛がいるという設定なのかな。

加藤さんは勘九郎さんと同じぐらいに動きも激しくワイヤーや殺陣も凄かったです。そして、どの場面でもカッコよく決めていました。

加藤和樹さんはとっても役にぴったりだったと思います。蛍とは本当のところはどうなのか気になるところですが、私はきっと才蔵も蛍を好きなのかなと思っています。

 

2、淀殿は浅野ゆう子

初めに紹介があった時は私が思っている浅野ゆう子さんとは別な人が出ていたと思いました。やさしい感じは無くきりっとした頑固者の淀殿になりきっていました。声も少し低音で重く響かせていました。

違う人が出てきたと思い、オペラグラスで見ると浅野ゆう子さんだと分かりました。(最近まで再放送のドラマを見ていたのですが、そこに出ていた浅野ゆう子さんは明るいお母さんでしたから)

役によって違う顔を見せるのはさすがの女優だと感心したのです。

ちょっとふざけた場面では(若い時の可愛い写真がふすまに写されていました。)凄く照れていてやはりいつもの明るい人柄が見えました。

淀殿は自分の子供だけが生き延びればいいと思って家康と密約を取り交わしています。他の家臣のことなんか死んでもどうでもいいのです。凄い悪い女の人ですね。

反対に考えると戦乱の世の中で生き延びる方法が直感的に分かっている。息子だけが生きがいな可哀そうな人ですね。本当に強くてたくましいけれど息子のためなら何でもする馬鹿な母を浅野ゆう子さんはきっちり演じていたと思います。役にぴったりはまっていたと思います。良かったです。

カーテンコールの時はとっても嬉しそうでした。馬さんたちのコントに点を付けて「今日で終わりだから百点」と言って満点を付けてあげていました。やさしいですよね。

 

3、根津甚八/豊臣秀頼は村井良大

秀頼と甚八は本当に似ていたのでしょうか。お芝居ではそっくりでした。そうゆうことですから、途中は秀頼だったり甚八だったりでややこしいことでした。演じている村井さんもちょっとややこしかったのではないでしょうか。

秀頼の時は母の淀殿の言いなりになっているように見えますが母が危なくてピンチの時は母を庇う、村井さんの演技は親孝行な人の良さが出ていました。そして、甚八のお陰で助かって薩摩に逃げていきますが甚八もまた生き延びていたようです。船の場面も壮大で良かったです。

 

4、三好清海は駿河太郎 三好伊三は荒井敦史

二人とも豪快で愉快で強くてユーモアがあって面白かったです。心から才蔵を信頼していてついていきます。真田幸村の屋敷へ行ったとき幸村はとっても貧乏で食べ物がありません。そこで、才蔵に「イノシシを獲ってこい今夜はしし鍋だ」と言われて二人がイノシシをおんぶして帰ってきます。ここは、二人の様子が面白くて笑ってしまいました。

合戦の場面では豪傑ぶりが凄くて大活躍でした。駿河太郎さんは何かやさしいイメージを持っていましたので、少し意外でした。豪傑の役もするのだと感心してしまいました。

荒井敦史さんの山賊はとってもかっこ良かったです。駿河さんとの兄弟ぶりも良かったと思います。合戦の場面でも大暴れしていました。二人の豪快さはとっても爽快で良かったです。

 

5、久々津荘介の山口馬木也 仙九郎の石垣佑磨

蛍の父の久々津荘介ですが長い髪がとっても似合っていて素敵でした。最後には娘のために忍者の総大将に逆らって娘を助けます。最後に父親らしいことをしたのですね。忍者の偉い人で徳川のために良く働いていました。

仙九郎の石垣佑磨さんは冷酷で強かったです。仙九郎は忍者の中でもとっても強いのです。佐助や才蔵が抜け忍びになったのが許せないのでつけ狙っています。石垣さんは意地悪でちょっと気持ち悪い仙九郎を良く演じていました。

忍者同士戦うのは迫力があって空中戦などは空を飛んだり凄かったです。体力がないと務まりませんね。見ている方も素早い動きなので見逃してしまいます。忍者の方たちは半端ない動きで頑張っていました。凄い迫力でした。

 

そのほか、馬の脚の方や村の誰かの奥さんなどユニークな俳優さんがいました。それから、和太鼓の人や忍者の総大将の俳優さん等目にとまりました。

 

本当に、映画を見ているような、舞台でした。再演があれば、また観たいです。

 

[amazonjs asin="B01KYY9KP2" locale="JP" title="日本テレビ開局六十年特別舞台『真田十勇士』(2014年上演版) Blu-ray"]

関連記事と一部広告

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

まきバッパ

70オーバーのスーパーおばあちゃん、まきバッパです。残りの人生を思いっきり楽しむ為にブログをはじめました。70年間生きてきた中で得た知恵を、少しずつ書いていければと思います。よろしくお願いします。

-舞台観劇
-, , , , , , ,

Copyright© まきバッパのちえぶろぐ , 2024 All Rights Reserved.