こんにちは!まきバッパです。
日生劇場の「ラブ・ネバー・ダイ」を観劇しに東京まで行ってきました。
2019年1月24日の昼公演は、怪人が市村さん、クリスティーヌが濱田さんでした。早速、感想を書きたいと思います。
日生劇場 2019年1月24日「ラブ・ネバー・ダイ」昼公演感想
キャスト
感想
ファントム 市村正親
市村さんは最初の苦悩する場面から、凄い気迫と迫力の歌で圧倒されました。クリスティーヌのために歌を作り、歌ってほしいと。やはりクリスティーヌでないと歌えないと思っているのがよくわかる演技でした。
濱田クリスティーヌとの場面は、ドキッとするような雰囲気で迫る市村怪人に、凄く一途な男らしさを感じました。市村怪人はとっても良かったと思います。
クリスティーヌ・ダーエ 濱田めぐみ
最初の登場の場面で(船からタラップを降りてくる場面)、濱田クリスティーヌの美しい貴婦人ぶりに素敵だなとうっとりと見とれてしまいました。
ラウルの良き妻で、息子のグスタフにはやさしい母なのですね。
クリスティーヌの秘められた苦悩はとっても苦しくてどうにもならないことなのですけど、その苦悩がよりリアルに感じられる濱田クリスティーヌでした。
怪人とグスタフに見守られて亡くなるシーンは心に迫ってきました。濱田さんの美しいソプラノとその姿は本当に良かったと思います。
ラウル・シャニュイ子爵 小野田龍之介
ラウルは見る影もなく前の人格と変わっています。毅然としたラウルはどこへ行ったのでしょうか?
プライドだけは高くて、クリスティーヌにわがままを言って苦しめています。しかしラウルは、恋敵のファントムに対して毅然と立ち向かい戦います。
あの戦いのシーンはとっても好きなのですが、鬼気迫る怪人と、ラウルの迫力ある歌声に圧倒され、思わずラウル頑張れと思ってしまいました。
小野田ラウルは気品と優しさも垣間見えて、とっても良かったと思います。
メグ・ジリー 夢咲ねね
夢咲メグは可愛くてとってもチャーミングでした。ダンスもキュートで宝塚時代の素敵さは健在でした。
どうしてファントムは、メグの素敵さをわからないのかなと思ってしまいます。ファントムは、クリスティーヌに目がくらんでいて、メグのことは見えてないのですね。
ずーっとファントムを助けてきたのに、全ぜん見てくれなくては失望をします。メグの失望感とクリスティーヌへの嫉妬がグスタフを連れて行くという行動に駆られてしまったのです。
夢咲メグは可愛らしさとともに、そのファントムへの失望感も凄くて、とっても良かったと思います。
マダム・ジリー 香寿たつき
香寿たつきさんの迫力のある歌声や演技に、震え上がりました。凄くこわ~いマダム・ジリーです。
ファントムを庇護して助け、メグをとっても愛して可愛がっているのです。ファントムがグスタフのことが分かり、財産を全部グスタフに渡すことを聞いてしまいます。
それで、今までファントムを助けて協力してきたことが無になってしまう。
クリスティーヌが来たことで、今までのことがなかったことになるなんて、マダム・ジリーが怒って当然だと思います。
香寿たつきさんのマダム・ジリーは落ち着いた大人の演技と迫力のある歌など、とっても良かったと思います。
グスタフ・熊谷俊輝
素晴らしいグスタフですね!歌も演技も凄く良かったので感動を覚えました。
グスタフは周りの大人の俳優さんと同じレベルが要求される重要な役です。熊谷グスタフは立派にそれを実行していました。
熊谷俊輝くんが、めちゃくちゃ良かったので本当にびっくりしてしまいました。
熊谷グスタフはとっても良かったと思います。
2019年1月24日「ラブ・ネバー・ダイ」昼公演感想:まとめ
市村ファントム、濱田クリスティーヌは迫力の演技と渾身の歌声で圧倒されました。そして熊谷グスタフの完成度の高さにびっくりして素晴らしいなと感心しました。
ラウルもメグもマダムも、本当に歌も演技も全部良かったので、本当に観劇して良かったと満足しました。