2月も半ばを過ぎ、やっとワクチン接種がはじまります。
先行接種は医療従事者4万人が対象です。一般の人達は、少し遅れるようですが、まきバッパは高齢者に属しているので、早い目にワクチン接種できそうです。
コロナウイルス感染症のにことを書いていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルスはどんなウイルスですか?
1 新型コロナウイルスはもともと野生動物が持っていたウイルスが人間にも感染するようになったものです。
2 SARS(サーズ)やMERS(マーズ)のウイルスより病原性(ウイルスが病気を引き起こす能力)は強くありません。
3 感染力はインフルエンザウイルスほどではなく、サーズやマーズよりは強いとみられています。
4 感染して症状が現れる1~2日前でも感染力があります。
5 感染しても症状が現れない「無症状感染者」もいます。
新型コロナウイルス感染症の症状は?
新型コロナウイルスに感染すると、5日前後~1週間~10日の潜伏期間を経て症状が現れます。
初期症状
発熱、乾いた咳があらわれて、それが1週間ほどダラダラと続きます。
味覚異常(味が感じられない)
嗅覚異常(鼻詰まりがないのに匂いがしない)
*新型コロナウイルスに感染しても、約8割の人がほとんど症状が現れないで回復します。
*2割の人が風邪のような症状が4~6日続き、強いだるさ、38~39℃程度の高熱、ひどい咳や息苦しさが現れ、肺炎を疑う症状が強くなります。
*いきなり胸の痛みや息苦しさの症状が現れて、悪化するケースもあるので、症状の変化には注意します。
どうやって感染するの?
飛沫感染
ウイルスに感染している人が咳、くしゃみ、会話する>>ウイルスを含んだ唾液などのしぶき(飛沫)が周囲に飛び散る>>そばにいる人が口や鼻から吸い込む
*普通の会話でも、目に見えない飛沫が1~2m飛び出ると、いわれています。
接触感染
ウイルスに感染している人の手にウイルスが付着>>その手で触れたところを他の人が触る>>そのまま自分の目、鼻、口などの粘膜に触る>>感染する
*感染が流行している地域では、公共の場のドアノブ、エレベーターなどのボタン、スイッチ、手すり、つり革、共同で使うキーボードなどにウイルスは付着している可能性があります。
まとめ
コロナウイルスは野生動物が持っていたウイルスが、人にも感染するようになったもので、サーズやマーズに比べると「病原性」はそれほど強くありません。
「感染力」はインフルエンザより弱いですが、サーズやマーズよりは、強いとみられています。
また、感染しても症状が現れない「無症状感染者」もいます。
潜伏期間は5日~1週間~10日ほどで、初期症状は一般的な「かぜ」に似ていますが、1週間ほどダラダラ続きます。
「味覚異常」や「嗅覚異常」も現れる場合もあり、高熱やひどい咳など、肺炎のような症状が現れることもあります。
感染経路は「飛沫感染」「接触感染」ですが、公共の場のドアノブ、エレベーターのボタン、スイッチ、手すり、つり革などウイルスが付着している可能性があるので注意が必要です。
参考資料 NHKテキスト 「きょうの健康」2020年8月号