こんにちは!まきバッパです。
初めて見るミュージカル「フランケンシュタイン」の千秋楽に行ってきました。
うわさは聞いていますが果たしてどのようなミュージカルなのでしょうか?名前からして恐いような面白いような予感です。
フランケンシュタイン(千秋楽)
梅田芸術劇場(メインホール)
2017年2月5日(日曜日)12:00開演
配役
1幕
ビクター・フランケンシュタイン:柿澤勇人
アンリ・デュフレ:加藤和樹
ジュリア:音月 桂
エレン:濱田めぐみ
ルンゲ:鈴木荘麻
ステファン:相島一之
2幕
ジャック:柿澤勇人
怪物:加藤和樹
カトリーヌ:音月 桂
エヴァ:濱田めぐみ
イゴール:鈴木荘麻
フェルナンド:相島一之
撮影:わたし
ストーリー
一幕
19世紀ヨーロッパで戦争が起こっている中で軍医として戦場に居たアンリは敵方の負傷者も救おうとしてために銃殺されそうになる。
そこへビクターが現れてアンリの命を救ってくれる。
ビクターは「生命の創造」を研究している。アンリは研究を手伝うことになる。故郷へ帰ったビクターには待っている姉と恋人が居た。
すぐに研究に取り掛かったビクターは殺人事件を起こしてしまう。そこでアンリはビクターの代わりに無実の罪で命を落としてしまいます。そこでビクターはアンリの遺体を掘り起こしてかねてからの研究である生命の創造を実行し成功するのですが蘇ったアンリは怪物になってしまったのです。
二幕
怪物になったアンリはビクターに復讐してビクターは何もかも大事なものをなくしてしまうそんなストーリーになっていました。途中でちょっとユニークな見世物小屋が出てきて面白かったです。
感想
ビクター・フランケンシュタイン&ジャック:柿澤勇人
柿澤勇人さんは歌が上手で良かったです。ビクターは少しというか相当変わった変人ですが小さい時に母を亡し生き返らせたいがため研究を始めた。少年時代から実験をしていてジュリアのワンちゃんを生き返らせるがその犬も記憶がなくなっていて噛み付いてしまい、すぐに処分されてしまいます。
戦場での生き返らせる実験室では死体が踊る場面もあって目を見張るものもありました。とっても愉快な発想だと感心しました。
柿澤さんと音月さんとは美男美女コンビでとっても素敵でした。凄く大事にしていた姉さんも恋人もみんな殺されて怪物になったアンリに復讐されてしまいます。
このミュージカルのテーマはやはり「神の領域に人が手を出すことではなかった」というメッセージでしょうか?
柿澤さんは歌が上手いだけではなくビジュアルもとってもステキでした。良かったです。
アンリ・デュプレ&怪物:加藤和樹
怪物前の加藤さんはとってもダンディでおしゃれな人に見えました。戦場で敵方の負傷兵を治療してそれを見咎められて殺される所をビクターに助けられます。
戦場の実験室で死体を生き返らせる実験をしているビクターの手伝いをするのですがその実験の様子を見て驚いているのが面白いなと思いました。執事役の鈴木さんとのやりとりも面白くて笑ってしまいました。
怪物になってからの加藤さんは見世物小屋で虐待を受けて可愛そうでした。そこの女の人(音月さん)を助けたのに捕らえられて見世物にされてしまうのです。そこの人たちはとっても悪い人なんですよ。
戦う場面もたくさんあってこれは凄いなと目を見張ってしまいました。あんなスっとした加藤さんが怪物になるなんてびっくりしてしまいました。凄く、熱演されていました。
アクションも良かったですし歌も素敵でした。カッコイイ怪物で良かったです。
ジュリア&カトリーヌ:音月 桂
宝塚時代は何度も観ていましたが卒業されてからは初めてです。すっかり素敵なレディに変身していてびっくりしました。
白いドレスもよくにあっていて歌はもともと素敵に歌われていたのですがすっかり高音まで美しく歌っていて感心しました。
見世物小屋のカトリーヌはかわいそうな女の人です。カトリーヌは怪物に助けてもらいますがそのために怪物は悪い見世物小屋の女主人に捕まえられてしまいます。
悪い人に騙されて怪物に毒を飲ませてしまいます。毒を入れようか迷っている場面の音月さんがとっても切なかったです。歌は本当に上手いなと聴きいってしまいました。
エレン&エヴァ:濱田めぐみ
濱田さんの歌がたっぷり聴けて大満足でした。優しいお姉さんとその逆の見世物小屋の女主人の真逆の役を楽しんでいるのがはっきりわかりました。
見世物小屋の場面ではノリノリで悪い女の人を楽しそうに演じて濱田節を聴かせてくれました。恐いのになんだか楽しい?お客さんもよくわかっている人ばかりのようで拍手をしたり笑ったり楽しんでいるようでした。
濱田さんはお姉さんの時の優しい人と、見世物小屋の悪女と真逆の人を演じ分けていて凄いなと思って感心してしまいました。
どちらも歌もそのほかもとっても良かったです。
ルンゲ&イゴール:鈴木荘麻
ちょっと面白い役です。ルンゲはビクターの小さい頃からの執事で本当にビクターを心から愛しています。アンリが現れたことでライバル視しておお慌てするところなど面白く演じていました。
イゴールの時は怪物の加藤さんをムチでぶったりひどいことをしていましたがお客さんと何やら言い合って笑いを誘っていました。コメディタッチで深刻な場面なのにお客さんを笑わせて面白いなと思いました。(鈴木さんは頭にローソクを付けていましたよ)
とんでもない役をしっかりしていてさすが鈴木さんだと感心しました。良かったです。
ステファン&フェルナンド:相島一之
ステファンの時はジュリアの厳しいお父さんを犬を生き返らせたビクターを嫌って恐がっているようでした。
2幕では見世物小屋のエヴァの相棒の悪い人を演じていました。見世物小屋では濱田さんの悪女にこき使われている亭主?に見えました。
パーティーのシーンの相島さんは威厳があって素敵に見えました。良かったです。
アンリの子役&ジュリアの子役
名前がわからなくてごめんなさい。小さいのにしっかりお芝居をして可愛かったです。少年時代のアンリやジュリアのことがよくわかりました。
出番も多くて他の大人の俳優さんに負けないぐらいステキで可愛らしかったです。良かったです。
ちょっと訳のわからないこともありましたが初めて見たミュージカルですので仕方ありませんね。きっとまた次に観劇すると見えてくることもあると思います。
このほかの関連記事はこちらから