こんにちは!まきバッパです。
劇団四季の「パリのアメリカ人」を東急シアターオーブまで観劇に行ってきました。素晴らしい舞台でしたので、感想を書いていきたいと思います。
劇団四季「パリのアメリカ人」 東急シアターオーブ 2019年1月25日 昼公演 感想
キャスト
感想
ジェリー・マリガン:酒井 大
第二次世界大戦直後のパリが舞台です。ジェリー・マリガンはアメリカの退役軍人で画家としてパリで暮らしていきたいと思っています。そこで街でリズと運命の出会いをして一目惚れをしてしまいます。そしてバレエスタジオで運命の再会を果たします。
パリで友達になったアダムもアンリもリズに恋していますが、三人とも友達の好きな人が同じリズだとは知らないのです。
ジェリーの酒井さんは抜群のダンス力で素晴らしい方です。酒井さんは有名バレエ団所属のバレエダンサーで、数々の賞も受賞しているとのことです。
踊っているだけではなく演技力もいるジェリーという役は、大変だと思うのですが、酒井さんは自然に演じているので素晴らしいなと思いました。劇中のバレエのシーンは本当に凄くて見とれてしまいました。石橋さんとのダンスのシーンはとっても良かったです。
アダム・ホックバーク:斎藤洋一郎
アダムはピアノで生計を立て、作曲家を目指している同じく退役軍人です。バレエスタジオのオーディションでリズを見てひと目で気に入ってしまいます。
友達のアンリやジェリーも、リズに恋していますがお互いに知りません。
ピアノの前に座って作曲をしているアダム役の斎藤さんは、いつもの活動的な役とは違って、落ち着いた若者で素敵でした。
控えめにリズを愛している様子などとっても良かったと思います。
アンリ・ボーレル:小林 唯
アンリはショーマンを目指していますが、家族には本当のことを言えずに隠しています。リズのことは好きなのですが、リズも自分のことが好きなのかわからないので、悩んでいます。
資産家である父や母は、リズと結婚して事業を継いでくれることを希望しています。アンリの悩みは相当大きいですね。本当のことを言えないのですから。
小林アンリは悩み多き青年を素直に演じていたと感じました。アダムやジェリーとの友情も思いやりに溢れていて良かったと思います。
リズ・ダッサン:石橋杏実(いしばしきょうみ)
石橋さんはたくさんのミュージカルに出演されている方ですが、今回、バレエが重要なリズ役に抜擢されました。
立ち姿も綺麗で素敵です。凛とした女性をきっちりと演じていて、劇中のバレエシーンも最高でした。悩みながらも、だんだんとジェリーに惹かれていく姿も可憐でした。
石橋リズは良かったと思います。
マイロ・ダヴェンボード:岡村美南
ジェリーの才能を見出し応援するアメリカのお金持ちの女性です。リズのバレエの才能も認めています。
アダムの音楽とリズのバレエ、ジェリーの舞台美術の新しい作品にお金を出してくれます。かっこいい大人の女性で、ジェリーのことが好きなのでしょう。
岡村マイロは素敵すぎるほどの大人の魅力が出ていました。凛とした美しさで、一段上の大人の女性を演じられた岡村さんは、本当に良かったと思います。
パリのアメリカ人:まとめ
劇中のバレエのシーンが本当にバレエ団の公演を観劇しているような錯覚になるほどでした。バレエ専門の方ばかりが出演されているのでしょうが、完成度が凄くて、感動しました。ガーシュインの曲もたくさん使われていて良かったです。
本当に何回でも観たい作品だと思います。また機会があれば観劇したいと思います。