こんにちは!まきバッパです。
寒くなるとこたつやカイロ、ホットカーペット等を使いますね。
それがとっても恐ろしいやけどを引き起こすことがあるのを考えておかなければなりません。
「低温やけど」といって皮膚の奥深くに進行するとっても怖いやけどなのです。そのことを説明していこうと思っています。
まきバッパの従兄弟の息子のお嫁さんのお父さんが3年ほど前に低温やけどが原因で亡くなっています。
その時になんて恐ろしいやけどと思ったのです。
その方は脳梗塞で半身麻痺になられていてこたつで低温やけどをされたということです。
手術もして長いあいだ入院をしていましたが亡くなってしまわれました。本当に怖いことですね。
低温やけど
カイロや湯タンポなど体温より少し高い温度(44℃~50℃)によって長時間触れることによって起こる。
症状は見た目よりはわかりにくかったり痛みなども感じなかったりすることもあるので軽症だと勘違いしてしまいますが本当は皮膚の内部まで深く進行している場合がほとんどです。
1.低温やけどの症状
*やけどは皮膚がどの程度ダメージを受けているかによって1度~3度までの症状に分けられます。
1度の低温やけど:軽い症状:ヒリヒリの痛みがある。:うっすらとした赤みがある。
2度の低温やけど:中程度の症状:強い痛みがある。:赤くなって水ぶくれが出来る。
3度の低温やけど:重度の症状:皮膚は壊死している。:病院の治療が2週間以上かかる。
2.通常のやけどと低温やけどの相違点
通常のやけど:皮膚の表面に熱源が触れたためにできるやけどのこと。
低温やけど:長時間かかって皮膚の奥深くまで進行するやけどのこと。通常のやけどより治りにくい。
*皮膚組織が壊れてしまったときは手術は必要になり、感染症にもかかりやすくなります。
*通常のやけどより低温やけどの方が重症のなる場合が多い。
3.低温やけどになりやすい人
1.皮膚の薄くなった高齢者
2.寝返りができない乳用児
3.麻痺がある人
4.手足の循環が悪い人
1~4に当たる人は低温やけどになり易いので注意してください。
4.低温やけどの原因
1.湯たんぽ、電気アンカ
寝るときに湯たんぽや電気アンカを足に触れたまま眠ってしまい翌朝起きた時に水ぶくれができている。
足は他の部分より感じるのが鈍いので低温やけどをしてしまい易い。
2.使い捨てカイロ
一晩中使用すると低温やけどをすることがある。
5.低温やけどをしないための予防方法
1.湯たんぽ、電気アンカ
湯たんぽや電器アンカは寝る前に布団に入れて布団を温める>>>寝るときは布団から取り出す(湯たんぽや電器アンカは布団を温める目的のみに使用する)
2.使い捨てカイロ(貼るタイプ)
必ず衣類の上に貼る
同じ場所に長時間貼らないようにする
貼ったまま寝ないようにする
貼った部分を圧迫しない(サポーターやガードルなど)
3.電器毛布
電器毛布は寝るときは電源を切っておく(電源を入れて温めて寝る前に電源を切る)
電気毛布は1晩中は使用しないこと。
6.低温やけどになった場合絶対してはいけないこと
1.民間療法
例:やけどにはアロエが効くなど
2.水ぶくれをつぶす事
雑菌が入りかえって悪化する
低温やけどのなったときは、軽症、重症を問わず必ず医療機関で受診することが肝心です。
民間療法や自己判断ではなかなか治せないやけどなのです。
放って置いたり民間療法でかえって重症化したり感染症になる場合もありますので、絶対に医療機関で受診をしてくださいね。
気をつけることで回避できますので是非低温やけどにならない予防策をしてください。
そのほかの関連記事はこちらから
[amazonjs asin="B001TIIQT4" locale="JP" title="【第2類医薬品】メモA 30g"]