こんにちは!まきバッパです。
前回は花總エリザベートと城田トートを書きました。
今回はその続きを書いていきます。
田代万理生 フランツ・ヨーゼフ
ゾフィ 涼風真世
山崎育三郎 ルイジ・ルキーニ
ルドルフ 古川雄大
マダム・ヴォルフ 未来優季
フランツ・ヨーゼフの田代万理生
フランツの田代さんはやはり歌は上手で完璧でした。ビジュアルも端正で品のある高貴な役にぴったりでした。エリザベートへのひたむきな愛が本当に気の毒に思えました。
小さい時から皇帝学を学んできたのにあっさり、愛する人のために捨ててしまうフランツです。
湖の場面のうた「夜のボート」は切ないですね。美しい旋律で田代フランツと花總エリザベートの歌は心に響きました。
(帰ってあげればいいのにね。実在ののフランツ皇帝もお城で1人エリザベートの帰りを待っていたようです。エリザベートはずっとヨーロッパ各地を旅していたので。)
皇太后ゾフィーの涼風真世
素晴らしいゾフィーでした。
怖いし執念深いゾフィーを完璧に演じてくれました。いろんな人が演じてきていますが、怖いに執念深さや冷血さを見せてくれたのは涼風ゾフィーだけです。
息子に去られて歌う死ぬ前の歌は私は初めて涙が出てしまいました。あんなに息子を思っているのに、受け入れてくれなくなったその切ない思いが良く伝わって来ました。
涼風真世さんはとても美しいソプラノで私は大好きなのですが、今回は悪役のゾフィなのでどんなに演じられるのか関心がありました。
フランツの公務の場面では涼風ゾフィーに力強くあんな風に言われたら絶対逆らえないですよね。威厳があって強く命令する皇太后でした。
強い皇帝にするために心を鬼にして頑張ってきたのですね。(親の心子知らずですね。)
ルイジ・ルキーニの山崎育三郎
ルキーニの山崎育三郎さんもグレードアップしていました。
初めからテンションが上がりっぱなしで最後まで頑張っていました。ミルクの場面は市民を扇動して「あるところにはあるさ」などと言っていました。コミカルな性格もあるルキーニを良く演じていて、それと歌も力強くて良かったです。
キッチュの場面は手拍子をしてのりのりで楽しかったです。でも叩きすぎて手が痛くなってしまいました。山崎ルキーニはいたるところに出没していろんな人に変装していました。話の先導役なので本当に沢山の歌を歌っていますがどれも完成度が高くて、本当に素晴らしいルキーニでした。
また、山崎ルキーニを観たいです。
ルドルフの古川雄大
少年ルドルフの大内天くんが初めに出てくるので古川雄大さんは大人になったルドルフ役です。
エリザベートがお城にいないので父の皇帝とは仲が悪くなっているのです。父はルドルフには厳しい目を向けています。トートがそこのところを見逃すはずはないですね。
城田トートと古川ルドルフの「闇が広がる…リプライズ」の場面はトートに騙されていると知らずに「友達を忘れはしない~♪」と歌います。この場面も前のと振りつけが違っていて今度のも悪くないと思いました。(前の振り付けがとっても気に入っていたのであれっ!と思ったのですが。)
古川ルドルフも良く歌を歌いこんでいてとっても良かったです。素敵に歌われていました。
マダム・ヴォルフの未来優季
妖艶なマダム・ヴォルフです。
歌は宝塚のころから上手く歌われているなぁと思っていました。とっても上手でした。それでこの役は本当にピンポイントに出てきますので本当に存在感があります。山崎ルキーニとの2人の歌も素敵に歌っていて良かったです。
トート・ダンサー
城田トートのビジュアルにも負けないトート・ダンサーです。皆さん1人1人が素敵でダンスもとっても良かったと思います。いたるところに出没してトートの先導をしていました。
ルドルフとトートの場面でもルドルフを翻弄して迷わせていました。このトート・ダンサーがいなかったらきっと話の進行が変になるでしょうね。
トート・ダンサーは必須ですね。
まだまだ書きたいことがありますが、またの機会にします。
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